「米どころ」とは、良質のお米を多く生産する土地のことで、収穫量の多さでいうと、1位:新潟県、2位:北海道 、3位:秋田県、4位:宮城県、5位:茨城県という結果となります。
(農林水産省統計情報・作況調査 令和2年産水稲の収穫量)
「米どころ」は米作りに適した東日本に集中
1位の新潟県は、知名度の高さもナンバー1。なかでも有名なのが、魚沼地域の一部で栽培される「魚沼産コシヒカリ」。値段は張りますが、粘りと甘みがあり、そのまま食べてもおいしく、特に和食に合うとされています。
近年、生産量を伸ばしているのが2位の北海道。寒さに強いさまざまな品種が開発されるなか、北海道のお米の知名度を大きく上げたのが「ゆめぴりか」。北海道は昼夜の寒暖差が大きいため、モチモチで甘みがあり、冷めても味落ちしないところに多くのファンがいます。
そのほか、3位の秋田県で生まれた「あきたこまち」、4位の宮城県で生まれ、歴史のある「ササニシキ」、同県で平成になって生まれた「ひとめぼれ」など……。良質なお米を作るのに必要な、豊かな水、平らな土地、昼夜の寒暖差、台風が来ないといった条件から、「米どころ」は東日本に多く、有名な品種が生まれています。
おいしいお米は西日本にもある!
実は、西日本にもおいしいお米の品種があります。その代表が、宮崎県で生まれた「ヒノヒカリ」。九州を中心に西日本で広く栽培されており、味や粘り気、香りのバランスが良く、飽きが来ないといわれています。
お米(稲)は47都道府県全てで生産されている珍しい食物で、その土地に合った品種改良も盛んに行われています。収穫量でいえば「米どころ」は一部のエリアに限られますが、沖縄から北海道まで、日本全国が米の産地といえます。
なお同じ品種であっても、気候や土壌、栽培条件によって味が違ってきます。そのため、意外な土地の、意外な品種のお米が自分の好みに合う可能性も。日本各地で栽培されたさまざまなお米を試して、自分だけの“米どころ“を見つけてみてはいかがでしょうか。
西日本のおすすめのお米
林田良成さんの熊本県球磨郡産にこまる(有機栽培米)
日本三大急流の一つ、球磨川上流域の豊かな水と、球磨盆地の昼夜の寒暖差が大きい気候で育てられた有機栽培のにこまるです。
農林水産省で規定する有機JAS規格の認証を受けています。
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下村ファームさんの佐賀県佐賀市産夢しずく
佐賀平野の屋根と云われる脊振山系の清らかな水と肥沃な土壌で栽培されている希少品種「夢しずく」。
強い粘りと優れた甘みの味わいがあり、食欲をそそるふっくらでつややかな容姿が自慢のお米です。
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若井農園(若井康徳)さんの滋賀県蒲生郡産竜王町産にこまる
昔から米づくりが盛んな地域で代々米づくりの技術を継承し、よりよいお米になるよう、改良を重ねています。
田んぼ毎に個別管理を徹底し、丁寧に育てました。
にこまるは粒感がはっきりしており、大粒で食べ応えのあるお米です。
米・食味分析鑑定コンクール金賞受賞農家が作る絶品なにこまるです。
<栽培期間中化学肥料不使用>
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城下和彦さんの京都府京丹後市産夢ごこち『特別栽培米』
夢ごごちは艶やかな見た目と、もっちりとした粘りが特徴です。
甘み・香りのバランスがよく、冷めてからも旨みが感じられます。
京都最北端の地で七代目の若手農家が実直に力を注いだ甘い米をご賞味ください。
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『天日干』田中敬二さんの兵庫県香美町産コシヒカリ「とろかわの恋」(特別栽培米)
兵庫県香美町産の田中敬二さんが作るコシヒカリ「とろかわの恋」。
水田に流れ込む良質な湧き水と、村岡地域独特の気候「昼夜の温度差」がお米のおいしさを作り出します。
第10回の米・食味分析鑑定コンクールで総合部門金賞受賞、他数々のコンクールで受賞実績がある匠のお米。
天日干しの自然乾燥させたおいしい最高級米です。
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