春の陽ざしが心地よい季節。
旬を迎えるたけのこ(筍)は、とりわけ春を感じられる食材です。
たけのことお米との組み合わせといえば、定番の「たけのこご飯」でしょうか。
シンプルなたけのこご飯も美味しいですが、今回は、華やかなちらし寿司にアレンジ!
春のお祝いの席や、お花見メニュー、おもてなしの食卓にもぴったりです♪
シンプルな具材で、上品なたけのこの味が楽しめるちらし寿司です。
食感、味わい共にバランスの良いあきたこまちは、ちらし寿司にもおすすめのお米です。
おすすめのお米

小野清満さんの
秋田県横手市産あきたこまち(特別栽培米)
肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さをお楽しみいただけるお米です。土づくりにじっくり時間をかけ、「あきたこまち」をどこまでおいしくできるかを追求しました。
雄物川水系と、寒暖差のある気候がもたらす恵み豊かな環境です。
稲の間隔を広めにとり、お日さまの光をたっぷりと浴びてのびのびと稲を育てる小野清満さん。
愛情たっぷりで手塩にかけて育てられたお米は、ふっくらとうまみたっぷり。
バランスのよい炊き上がりで、すし飯などに仕立てても崩れにくく、具材とやさしく調和します。
【たけのこと海老のちらし寿司】
調理時間:約40分(炊飯時間を除く)
材料(約4~6人分)
- ごはん
- 2合分(いつもの水加減より少な目に炊く)
- すし酢
- 約50ml(酢大さじ3、砂糖大さじ1、塩小さじ1を混ぜても)
- たけのこ(ゆでたもの)
- 約200g ※たけのこのゆで方はPOINT参照
- 生姜
- 1/2片
- 油揚げ
- 1枚
- 海老
- 約200g
- (A)だし汁
- 150ml
- (A)うす口しょう油
- 大さじ2
- (A)みりん
- 大さじ3
【錦糸卵】
- たまご
- 3個
- (B)砂糖
- 小さじ2
- (B)塩
- 小さじ1/2
- (B)片栗粉
- 小さじ1
【トッピング】
- 絹さや(サッと塩ゆでしたもの)
- 6〜8枚
作り方
❶ たけのこは、根本は短冊切り、穂先はくし形切りにする。生姜はせん切りにする。
❷ 油揚げは小さ目の短冊切り、海老は殻と背ワタを除いて一口大に切る。
❸ 鍋に(A)を入れ、たけのこと油揚げを加えて5分ほど煮る。具を寄せ、海老と生姜を加え、火が通るまで更に2~3分煮、火を止める。粗熱が取れたら、盛り付け用に取り分けておく。
❹ 錦糸卵を作る。たまごを溶きほぐし、(B)を加えてよく混ぜ合わせ、ザルなどで濾す。フライパンに油少々(分量外)をひいて熱し、数回に分けて薄焼きにする。粗熱がとれたらせん切りにする。
❺ 絹さやも斜めに千切りにしておく。
❻ 炊き立てのごはんに、すし酢を回し入れ、しゃもじで切るように混ぜる。
❼ ❸の具材を、煮汁を残しながら加え、さっくりと混ぜる。
❽ 錦糸卵をのせ、周りにたけのこの穂先と海老をバランスよく盛る。絹さやをあしらう。
ここがポイント!!
市販の水煮たけのこでも作ることができます。
【生たけのこのゆで方、たけのこのアク抜き】
材料
- たけのこ
- 2〜3本程度
- 米ぬか
- 1/2〜1カップ程度
- 赤唐辛子
- 1本
作り方
❶ たけのこは、土を洗い落とし、先端を斜めに切り落とす。
❷ 縦に切り込みを入れる。穂先は深めに、根本に向かって浅くなるように、斜めに切る。外側の皮を2~3枚むく。
❸ 深めの鍋にたけのこを入れ、たっぷりの水と、米ぬか、赤唐辛子を入れて火にかける。たけのこが浮いたり、水から少し出てしまう場合は、落とし蓋をする。
❹ 吹きこぼれないように注意し、沸騰してきたら火を弱め、1時間~大きさに合わせて様子を見ながらゆでる。ゆで汁が減ってきたら適宜水を足す。
❺ 竹串を刺してみて、たけのこに火が通っていれば、火を止める。ゆで汁の中でそのまま冷ます。
❻ 粗熱がとれたら、ゆで汁に浸った状態で冷蔵庫で保存する。
ここがポイント!!
たけのこは、掘ってから時間が経つとアクが強くなるため、なるべく早く、新鮮なうちにゆでます。
大きさに大小がある場合は、大きいものに合わせてゆで時間を調整してください。
米ぬかを加えてゆでることで、えぐみを取り除いてアク抜きをするだけでなく、風味よく仕上がります。米ぬかがない場合は、水の代わりに濃いめのお米のとぎ汁を加えてゆでましょう。
赤唐辛子を加えるのは、抗菌効果に加え、味が締まり、ぬか臭さを和らげるためと言われています。
ゆで立てでも食べられますが、冷蔵庫で1晩以上ゆで汁に浸けておくと、更にえぐみが和らぎます。ゆで汁に浸った状態で、冷蔵庫で4~5日保存できます。