「特A」は過去最高の42銘柄が選出
日本穀物検定協会が毎年公表しているお米の食味ランキング平成26年度版の結果が発表されました。今回、最高ランクの「特A」ランクには、過去最高の42銘柄が選出されました。(ちなみに昨年は38銘柄でした。)
特A米42銘柄はこちら→【平成26年産】特A米一覧
この食味ランキングは日本穀物検定協会が良質米作りの推進と、米の消費拡大に役立てるため、昭和46年産米から毎年開催されており、炊飯した白飯を実際に試食して評価する食味官能試験に基づき全国規模の産地・品種について食味試験を実施しています。平成26年産については、133産地品種銘柄について実施されました。
ランキングについては、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、これと試験対象産地品種を比較して、基準米よりも特に良好なものを「特A」良好なものを「A」おおむね同等のものを「A’」やや劣るものを「B」劣るものを「B’」といった形の5段階で評価を行います。
26年連続で新潟県魚沼産コシヒカリは「特A」取得
今回初めて「特A」を取得した産地品種は、岐阜県飛騨産コシヒカリ、島根県産つや姫、愛媛県産ヒノヒカリの3銘柄となりました。
全国的に有名な新潟県魚沼産コシヒカリは26年連続で「特A」を取得しています。近年、お米好きな方達の間で人気が高まっている山形県産つや姫は5年連続で、北海道産ゆめぴりかは4年連続で「特A」を取得しています。また、2年前にブームとなった熊本県産の森のくまさんもきっちり5年連続で「特A」にランキングされています。
競争が美味しいお米を生み出す
平成26年産は過去最高の銘柄数が「特A」にランキングされました。近年、美味しい米づくりに関して各産地間で競争が激しくなっていたり、米食味分析鑑定コンクールのように全国規模でお米の食味を競うコンクールが開催されていたり、品種改良やお米農家さんの栽培技術の向上等により、お米の品質が向上しているのが要因のようです。「美味しいお米」を選ぶ基準の一つとして、今後も参考にしながらお米選びをしたいですね。