平成27年3月31日に米穀安定供給確保支援機構より「平成26年産 水稲の品種別作付動向について」調査結果が発表されました。早速、平成26年産の作付ランキングをご紹介致します。
第1位:コシヒカリ
作付割合:36.4%(昨年36.7%) 主な生産地:新潟、茨城、栃木
昭和54年以降、日本において作付面積シェア第1位を占める日本を代表するお米。今や日本全国で生産されているお米の1/3以上がコシヒカリです。現在日本で栽培されている稲は、コシヒカリの子や孫、ひ孫などの関係に当たる品種がほとんどを占めています。これは、コシヒカリの食味を活かして品種改良が活発に進められた結果とも言われています。
米粒が大きく揃っており、食味が良く、粘りが強いのが特徴です。日本人は粘り気の強いご飯を好む傾向にあり、コシヒカリの人気の秘密は、この強い粘りにあるといえます。一方で、近年の気候変化により、夏場に高温障害の影響を受けるケースが増えています。お米のコンクールでも標高の高い産地のお米が入賞が増えているのも特徴です。(前年度1位)
第2位:ひとめぼれ
作付割合:9.7%(昨年9.6%) 主な生産地:宮城、岩手、福島
東北地方において、強い耐冷性を発揮したことから、作付面積が増加しお米です。現在は、コシヒカリに次ぐシェア2位に成長。今や東北から沖縄まで日本全国で広く栽培される品種です。お米の特徴として幅広い料理に合わせやすいので、和食屋、定食屋などでよく利用されています。コシヒカリよりも少しあっさりとした食感で飽きがこないお米の一つです。(前年度2位)
第3位:ヒノヒカリ
作付割合:9.2%(昨年9.5%) 主な生産地:熊本、福岡、鹿児島
九州地方を中心に、西日本で広く作付けされているお米です。現在、コシヒカリ・ひとめぼれに次いで全国第3位の作付面積となっています。近年ひとめぼれを猛追していましたが、今年は少し一服というところでしょうか。コシヒカリを父に持つ為、食味の良さを引き継いでいます。冷めても味が変わりづらいお米でコシヒカリよりやや小粒なお米です。(前年度3位)
第4位:あきたこまち
作付割合:7.2%(昨年7.5%) 主な生産地:秋田、茨城、岩手
秋田県が独自品種を目指して開発されたお米で、県が育成したブランド品種の先駆けがこのあきたこまちです。コシヒカリと比べると小粒なお米です。コシヒカリを親に持つので、お米の旨みや甘味が強い点を引き継いでいますが、味が濃すぎないので案外あっさりと食べられるのが特徴です。味が濃すぎないので、お米と料理素材の美味しさを調和してくれるため幅広いおかずに合うお米と言えます。女性に人気の高いお米の一つです。(前年度4位)
第5位:ななつぼし
作付割合:3.1%(昨年3.0%) 主な生産地:北海道
今はお米の名産地となった北海道で1番作付面積が大きい品種は、このななつぼしです。しっとりとした炊きあがりになり、冷めても美味しさが長持ちするのでお弁当に向いているお米と言えます。全国的に消費者への認知度が高まっているお米です。(前年度5位)
第6位:はえぬき
作付割合:2.9%(昨年2.7%) 主な生産地:山形
昨年より一ランク、ランクアップしたお米。日本穀物検定協会の食味ランキングで最高の特A評価を連続して獲得する実績を持つお米。山形県中心の作付けのため、味が美味しいわりに知名度が低いお米です。低温にも高温にも強い品種で、倒伏耐性や病気にも強いことがあげられます。きちんと栽培できれば収量を安定して確保できるお米です。味の特徴としては、弾力が強く歯ごたえがあり、形崩れしにくいお米です。(前年度7位)
第7位:キヌヒカリ
作付割合:2.7%(昨年2.9%) 主な生産地:兵庫、滋賀、埼玉
昨年の第6位から一歩後退してしまった品種。関東地方や近畿地方で広く栽培されているお米の品種の一つ。コシヒカリと比べて粘りがやや弱く、さっぱり目の食感のお米です。(前年度6位)
第8位:まっしぐら
作付割合:2.0%(昨年1.9%) 主な生産地:青森
食味や品質の追求に「まっしぐら」に取り組んだ青森県のお米です。青森県でつがるロマンが主力の地域を除く県下全域で作られている品種。炊上がりは白くつやがあり、粒張りが良いのも特徴です。比較的サッパリ目のお米です。家計にも優しいお米の一つです。(前年度8位)
第9位:あさひの夢
作付割合:1.6%(昨年1.5%) 主な生産地:栃木、群馬、愛知
愛知県で誕生した平成生まれの新しいお米。食味が良く、倒伏耐性やいもち病に強いのが特徴。コシヒカリに比べると粘り気が抑えられており、サッパリ目のお米の一つに数えられます。(前年度9位)
第10位:こしいぶき
作付割合:1.5%(昨年1.4%) 主な生産地:新潟
昨年の11位からランクインした品種。コシヒカリを親に持つ新潟の早生品種。越後(『こし』)の新しい息吹(『いぶき』)という意味で名付けられました。コシヒカリの甘み・粘りなどを引き継ぎながらも、比較的あっさりした味わいが特徴で、幅広く料理に合うお米です。若い方にも人気のあるお米です。(前年度11位)
まとめ
平成25年度と比べて大きな変動はありませんが、トピックとしては第10位に前年11位の新潟米のこしいぶきがランクインしたのが挙げられます。ちなみに主食用米において、作付上位10品種の全体に占める割合は76.3%となっております。(現在はこれらの品種で大半がカバーされているようです)