もちもちで冷めても美味しいお米
ご飯は炊きたてが美味しい、これは言わずとも知られる事実です。炊きたてのご飯からの立ちのぼる湯気から香る匂い、熱々のご飯をハフハフと口に入れたときの何とも言えない幸福感。おかずがなくても進めるぐらい美味しいですよね。
では、ご飯が冷めたときはどうでしょうか?
毎日お弁当やおにぎりを作る人や食べる人にとって、冷めても美味しいお米って、とても魅力的ですよね。そんな主婦の味方のようなお米を今回はご紹介します。
冷めても美味しいお米として、オススメしたいのが、低アミロース米と言われるお米です。お米の主成分はデンプンで、アミロペクチンとアミロースによって構成されています。アミロペクチンには粘りを出し、アミロースはパサパサとした食感を生み出します。アミロペクチンが多くアミロースが少ないお米=低アミロース米ほど粘りが強くなります。この低アミロース米は「もちもち」として「冷めても硬くなりにくい」特性があり、オススメなのです。
低アミロース米の代表格「ミルキークィーン」
では、次にこの低アミロース米の具体的な品種をご紹介いたします。
近年の品種改良によって生まれた低アミロース米には、いろいろな品種がありますが、代表的なお米としてまずはミルキークイーンが挙げられます。
コシヒカリの突然変異からできたミルキークィーンは、アミロース含有量が低く、もちもちで冷めても硬くなりにくい特徴を持っています。ツナギでも複数の農家さんのミルキークィーンを取扱っておりますが、人気商品の一つとなっています。炊飯時は、水加減を通常の10〜15%少なめに炊くと良いそうです。
ミルキークイーン以外のオススメの品種としては、「夢ごこち」や「おぼろづき」といった品種が挙げられます。最近テレビCM等で知名度を一気に伸ばしてきている「ゆめぴりか」もそうですね。また、「スノーパール」、「ミルキープリンセス」といった可愛らしい名前の品種もございます。
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冷めても美味しいお米の炊き方
もっちりとしたご飯にするために、適切な品種を選ぶだけでなく、炊き方を工夫してみるのも良いでしょう。冷めても美味しく、これから暑い時期に日持ちするように炊く裏技として、お酢を一緒にお米を炊く方法があります。米2合に大さじ1杯の米酢を入れてご飯を炊くと、夏場でも傷みにくく長持ちするといわれています。暑い時期、お弁当の食中毒予防にも重宝しますね。筆者も夏場お弁当を作る際にこの方法で炊いていますが、ご飯にお酢の味は全くしませんし、ふっくら炊き上がるのでオススメです。
また、土鍋で炊く方法もふっくらと炊き上がります。土鍋はゆっくり温まり冷めにくいという特徴があり、土鍋を加熱すると鍋全体が熱くなるため、上手に蒸らすことができ美味しいご飯が炊き上がります。
ツナギでも美味しいお米の炊き方をご紹介しています。土鍋で炊くのも、炊飯器で炊くのも、炊飯は水と熱の加減で粘りが決まります。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
低アミロース米を混ぜて粘り気をUP!
ご家庭であっさりしたお米や、古くなったお米の炊き上がりを粘らせたい場合、粘りの強い低アミロース米を混ぜて炊くことで、粘りや弾力が増して、もちもちとした食感になります。ぜひお試し下さいませ。
ツナギでは、さまざまな品種のお米を「粘り気」に着目してご紹介しています。自分好みの粘り具合を持つお米を探してみるのも楽しいですね。お弁当に、おにぎりに。冷めても美味しいご飯を味わってみましょう。