「ご飯と味噌汁」vs「パンと牛乳」
お米とパンにはどちらも炭水化物が含まれており、そこから作られるブドウ糖をエネルギーとして脳が働きます。
同じように見えますが、ブドウ糖を消費するスピードを示すGI値はパンよりもお米の方が低く、ブドウ糖の代謝速度が遅いため、脳が午前中しっかり働けるよう、ゆっくりと代謝して糖を供給できます。
また、お米のタンパク質には体内で作ることのできない必須アミノ酸が含まれています。お米に含まれる必須アミノ酸の中で数値が低いリジン、スレオニンなどのアミノ酸は、なんと味噌汁から補給することができるんです。さらに、味噌汁の具材となる野菜やキノコ、海藻には、日頃不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維を多く含み、健康的な体づくりに役立ちます。
もちろん「パンと牛乳」にも身体に必要な栄養素を含みますが、朝ごはんの組み合わせとしてはバランスの優れた「ご飯と味噌汁」に軍配が上がると考えられます。
東北大学の研究では、主食がパンの人に比べ、お米を食べている人の方が、脳の言語機能に関係する領域の灰白質量(神経細胞が集まっている部位)が多いとの結果もあり、言葉の意味や言葉の概念の理解の高さと関係があることがわかっています。
また、お米を食べることによって脳がよく働き、それが「やる気」に関わっていることもわかってきました。
大人になってからも脳は活性化させることはできますが、脳がどんどん成長していく期間は子供の時だけです。
しっかりと必要な栄養をバランスよくとり、勉強に集中できるようにしてあげるためには、少し手間でも朝ごはんはしっかりと食べさせてあげることが大切です。
文科省の調査でも、朝ごはんをしっかりと食べた子どもの方が良い成績を残すとの結果が出ていますので、「ご飯と味噌汁」の組み合わせで元気な1日を応援してあげましょう。
朝ごはんにおすすめのお米
Faith Farm(水野 尚哉)さんの長野県飯山市産コシヒカリ(708米【黒】)
<栽培期間中化学肥料不使用>
飯山市でも特に雪深い戸狩地区・上種で栽培したお米です。
関田山脈の森に湧き出した、ミネラル豊富な一番水(上流に民家や田畑がない)が旨み・甘みの決め手。
みずみずしいツヤと濃厚な甘さが「おかわり」を誘います。
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小野清満さんの秋田県横手市産あきたこまち
土づくりにじっくり時間をかけ、「あきたこまち」をどこまでおいしくできるかを追求しました。
肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さと旨みをお楽しみいただけるお米です。
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斎藤陸彦さんの山形県鶴岡市産ひとめぼれ(特別栽培米)
全国ではコシヒカリに次ぐ生産量を誇る「ひとめぼれ」。粒張りが良く適度な粘りと弾力があり、コシヒカリに引けを取らない食味があります。
さらに、全国でも穀倉地帯として有名で歴史古い庄内平野で栽培したお米です。この地は鳥海山や出羽三山などに囲まれ、
山々から注がれる清涼な雪解け水が田んぼを潤してくれます。
その自然環境豊かな地で、農薬・化学肥料の双方を削減し栽培した特別栽培米です。
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