みなさんこんちは!五ッ星お米マイスターの小野寺理騎です!
今回は産地訪問ではなく、国内最大級のお米コンテストにて最終審査員を務めるため長野県小諸市に行ってきましたのでその様子をご紹介します。
米・食味分析鑑定コンクール国際大会とは?
米・食味分析鑑定コンクール国際大会は、国内外のお米を一堂に集め、これを審査・評価し、安全性や良食味を求め、「良質な米作り」に日々精進する生産者や生産団体を支援し、さらにこれを認めることを目的として、米・食味鑑定士協会が2000年(平成12年)より行っているお米のコンクールです。
開催当初は、お米の検査と言えば「等級検査」のみが主流であり、お米の食味にこだわるだけでなく、衰退しつつあった「地方・農業・稲作の復興」を後押しするべく始まりました。第10回大会より国際コンクールとなり、現在では総出品数では国内外最大であり、開催規模、受賞部門等、お米では最大級のコンクールとなっています。
今大会は、長野県小諸市で開催され、一次審査では玄米、二次審査では精米を用いて、器による食味スコア・味度スコアの計測を実施し、各部門のノミネート者を選出します。最終審査は、官能審査法によって行われ、30名の専門家が審査員として官能審査を行い投票します。
最終審査会の様子
12月2、3日の2日間にわたって開催された「第24回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会in小諸」では審査後に表彰式が行われるため、ノミネートされている生産者はほぼ全員が来場しており、会場には300名を超える全国各地で米作りに携わる方々が集結。生産者の皆様も久々の再会で、話に花が咲き、米作りに関する意見交換を深めていました。ツナギで販売させていただいているお米の生産者も非常に多くノミネートされており、レベルの高さを改めて感じました。
そんな中、壇上に上がり、一つずつ真剣に食味審査をしてきました。ツヤや白さなどの外観から、舌触り、食感、喉越しなど様々な観点からお米を評価し、中でも光お米に投票させていただきました。なんとこの1日で審査したお米の数は合計79種類!それぞれ異なる個性があり、審査しいて非常に楽しかったです。
令和4年産のお米も非常にレベルが高いものばかり、ぜひ皆様もコンクールで入賞された方々のお米を食べ比べしてみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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米・食味分析鑑定コンクール国際大会 入賞米はこちら
桑原健太郎さんの新潟県
『魚沼津南産コシヒカリ(特別栽培米)』
桑原さんは特別豪雪地帯に指定されている新潟県中魚沼郡津南町で長年お米作りをしています。冬の気候は厳しいが、雪解け水が沢を伝って流れ込み、海抜500メートルの標高が昼夜の寒暖の差を大きくさせ、コシヒカリの栽培には好条件の環境です。桑原さんはこの地で努力を続け、米・食味分析鑑定コンクールで5年連続入賞し、2014年6月時点で日本に7人しかいないダイヤモンド褒章受章者の1人となっています。その匠が作るコシヒカリ(特別栽培米)です。
和仁農園さんの岐阜県高山市産
コシヒカリ(黄金の煌き)
2012年、全国で8人目となるダイヤモンド褒章を受賞!岐阜県高山市上宝町見座、「特別なことは何ひとつ無い」と言う米づくりのプロフェッショナルが、北アルプスの山間地で自然と対話しながら、一粒一粒に愛情を注ぎ丁寧に育てあげた極上のコシヒカリです。
しまさき農園(島崎真人)さんの
山形県南陽市産ミルキークイーン(特別栽培米)
しまさき農園さんの田んぼは、山形県南陽市、梨郷地区にあります。近隣にはコンビニもなく、農業に特化したエリアで、果物と野菜、お米を栽培する複合経営の農家が多い地域です。奥羽山脈の麓に位置し、東西を山々に囲まれ、夏は蒸し暑く冬は豪雪の厳しい環境ですが、豊富なミネラルを含む雪解け水で作るこの地域のお米は高品質と評されます。代表の島崎さんは、10代目。40年以上前から減農薬に取り組み、収量よりも味を意識した米づくりに力を入れています。
若井農園(若井康徳)さんの
滋賀県蒲生郡竜王町産ミルキークイーン
昔から米づくりが盛んな地域で代々米づくりの技術を継承し、よりよいお米になるよう、改良を重ねています。田んぼ毎に個別管理を徹底し、丁寧に育てました。お米のツヤが素晴らしくキラキラと輝く外観。絹のように滑らかでみずみずしい舌触りは秀逸で、噛み進めると、ねっとりと粘りながら甘さが広がります。喉越しはツルッとしており、箸が進みます。
佐藤公敏さん(岳農)の
長野県木島平村産コシヒカリ(特別栽培米)
長野県の木島平村で米の専業農家を営む佐藤公敏さん(岳農)が作るコシヒカリの特別栽培米。樹齢300年を越えるブナの原生林を抱え、日本一美しい森と言われるカヤの平高原を水源にした冷たい水と寒暖の差が大きい気候が良食味のコシヒカリを育みます。平成24年・25年度と2年連続で米・食味分析鑑定コンクールで総合部門金賞受賞した匠のお米。
京都辻農園さんの京都府八幡市産
石清水Premiumヒノヒカリ 天日干し1.8kg
石清水八幡宮の麓、清廉な水が豊富に流れる地域で、独自のメソッドで自然との共生を目指し作られたお米です。
農薬や化学肥料を一切使用せず栽培したヒノヒカリは炊き立てのかおりが香ばしく、噛むほどに甘みが溢れ出るお米です。
穂田琉(坂本憲俊)さんの愛媛県東温市産
「雨瀧 一番水」にこまる(特別栽培米)
大粒米のみを選別した、食味と食感にこだわりの特別栽培米です。龍神伝説「雨瀧さん」の水を引き、化学肥料不使用、農薬7割減で栽培しています。米・食味分析鑑定コンクール国際大会 国際総合部門金賞受賞。
白浜農産さんの佐賀県杵島郡白石町産
さがびより(特別栽培・真空)
太陽に学び、水に学び、大地に学び、作物に学び、大自然から沢山のことを学んでいます。そんな白浜農産で栽培した「さがびより」は冷めても美味しくいただけることが特徴ですので、お弁当やおにぎりにおすすめのお米です。