お米のセレクト通販「ツナギ」の美味しいお米に関する情報マガジン

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お米コラム・お米の品種

特別栽培米って何が特別?

             

玄米のイメージ

お米を買う時パッケージに「特別栽培米」と書かれているお米を目にしたことはないでしょうか。よくわからないけど、なんとなく良さそう。そんなふうに思っている方も多いと思います。
今回は、知っているようで知らない、特別栽培米について紹介いたします。

特別栽培米とは

特別栽培米は、農林水産省がガイドラインを定めている「特別栽培農産物」のうち「お米」を指すものであり、自然循環機能の維持増進を図るため、化学合成された農薬及び肥料の使用を低減することを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培方法を採用して生産することを原則としたものです。

具体的には、お米の生産過程において節減対象農薬の使用回数が、 慣行レベルの5割以下であるこことに加え、使用される化学肥料の窒素成 分量が、慣行レベルの5割以下であることが条件となっています。

ぴんとこない方は、農薬の使用回数が半分以下、化学肥料の窒素成分量が半分以下と覚えるとよいかと思います。

 

稲穂のイメージ

慣行レベルって何?

特別栽培米の基準を、農薬の使用回数が半分以下、化学肥料の窒素成分量が半分以下と説明しましたが、そもそも何に対して半分以下なのかというと、各都道府県・エリアごとに「慣行レベル」というものが設定されておりその数値が基準となっています。慣行レベルは、いわゆるその土地で作られる「一般的な栽培方法」とも言い換えることができるもので、その土地の気候や土壌など様々な条件を鑑みて設定されています。

例えば、新潟県南魚沼市の慣行レベル(令和3年3月時点)は、農薬の使用回数(成分)で19回、化学肥料の窒素成分は7kg/10aと決められています。つまりその半分以下で栽培されたものが特別栽培米となります。
一方、長野県の慣行レベル(令和4年12月時点)は農薬の使用回数(成分)で12回、化学肥料の窒素成分は11kg/10aとなっており、農薬については新潟県の基準と異なることがわかります。
 
科学合成農薬や化学肥料の資料
出典:長野県における当該農作物について慣行的に行われている化学合成農薬の使用回数及び化学肥料の窒素成分量
→https://www.pref.nagano.lg.jp/enchiku/sangyo/nogyo/chikusan/documents/kankokijun2503_1.pdf
 
このように、エリア毎に基準が定められ、その基準をもとに半分で栽培したものを特別栽培米と呼んでいます。
言葉では簡単ですが、生産者の苦労は計り知れません。雑草や病害虫の対策に手をやき、手間暇かけて栽培されたお米であることは間違いありません。
お米を買う時には「特別栽培米」の文字を探してみてください。人にも環境にも優しいお米に出会うことができます。

 

ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。

 

ツナギおすすめの特別栽培米

青木さんの山形県南陽市産つや姫(特別栽培米)

青木さんの山形県南陽市産
つや姫(特別栽培米)

山形県が10年の歳月をかけ開発した品種がつや姫です。コシヒカリの血を引いているため、粘りと弾力があります。特にその名の通りツヤが良く、冷めても硬くなりにくい特徴があります。「米・食味分析鑑定コンクール」で受賞経験のある農家が育む逸品です。

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白浜農産さんの佐賀県杵島郡白石町産にこまる(特別栽培・真空)

白浜農産さんの佐賀県杵島郡白石町産
にこまる(特別栽培・真空))

太陽に学び、水に学び、大地に学び、作物に学び、大自然から沢山のことを学んでいます。そんな白浜農産で栽培した中で1番甘味を感じられ、炊き上がりすぐはもちろん、時間が経っても味が落ちにく、旨味も強いお米です。

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いまい農場(今井耕平)さんの石川県中能登町産こしひかり『平右ェ門』(特別栽培米)

いまい農場(今井耕平)さんの石川県中能登町産
こしひかり『平右ェ門』(特別栽培米)

石川県の特別栽培農作物認証のこしひかりです。自然溢れる能登で、丹精込めて作りました。農薬8割減・化学肥料9割減し、なおかつ有機肥料を使い、量より質を重視して栽培しています。

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編集者プロフィール

小野寺理騎 / 日本米穀商連合会 認定五ツ星お米マイスター

日本米穀商連合会 認定五ツ星お米マイスター   全国各地の美味しいお米を作る生産者を発掘するため、全国各地・年間100軒以上の農家さんを訪問しています。北海道から鹿児島まで200種類以上の食味鑑定を実施しました。産地に行き、直接お話することではじめてわかることが多々あります。お米のバックグラウンドまで美味しく食べていただきたいから、つくり手のこだわりや想いも一緒にお届けしていきたいと考えています。

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