お米はもちろんのこと、さくらんぼや西洋梨、米沢牛など素晴らしい食材がある山形県。山形は雄大な山々や「母なる川」とも呼ばれる最上川など自然環境に非常に恵まれており、おいしい食材が取れる環境が整っています。食の宝庫とも呼ばれる要因には自然環境に加え、四季豊かな気候もとても大きなポイントになっていると考えられます。今回は山形の気候についてご紹介いたします。
山形の気候
山形県は本州北東部、日本海側に位置しており、鳥海山、奥羽山脈、飯豊山地など海側以外の三方を雄大な山々に囲まれています。大きくブロック分けすると沿岸部の庄内、内陸の最上、村山、置賜と4つに区分けすることができ、その地区ごとに積雪や気温など気候の特徴が異なります。
庄内地域
庄内地域は山形県の北西部に位置し、海と山に囲まれた肥沃な大地が広がっています。庄内平野と呼ばれる国内でも随一の穀倉地帯があり、米作りが盛んな地域です。庄内は
海洋性気候の特徴がり、冬には北西の風が強く吹き、吹雪くことが多いと言われていますが、内陸部に比べると温暖で積雪量も少ないと言われています。また、春から秋にかけては温暖な気候となっており、米作りに適した気候といえます。
最上地域
最上地域は、県北東部に位置しており、最上川の峡谷から日本海に向けて吹く強い風の影響で雪の量が非常に多く、県内でも有数の豪雪地帯となっています。他の3つの地区と比ベると降水量は多く、日照時間は短い傾向があります。山に囲まれており、降水量も多いため、キノコの生産が非常に盛んな地域です。お米は新庄や鮭川村など各地で生産されており、昼間の程よい高温と朝晩の寒暖差が稲を健やかに育んでいます。
村山地域
県中央部に位置する村山地域は、山形盆地・上山盆地・尾花沢坊盆地を有し、盆地らしい四季の差がはっきりと出る地域であり、昼夜の温度差、水はけの良い土壌を利用してさくらんぼや、ラフランスなど果樹の栽培が盛んに行われています。庄内地域とは異なり、内陸性の気候であり、比較的降水量の少ない地域となっています。フェーン現象の影響で夏は高温になることが多く、昭和初期に山形市で観測した40.8度という気温は、熊谷市に更新されるまで74年間日本一だったと言われています。
置賜地域
雄大な山々に囲まれた長井盆地・米沢盆地を中心とする地域であり、夏はしっかり暑さがあり、冬には日本海からの雪雲が山々にぶつかるため、豪雪地となっています。気温較差が大きいことも特徴であり、おいしいお米が取れる条件が整っています。お米だけでなく、有名な米沢牛やブドウをはじめとする果樹も盛んに行われています。吾妻山を源流とする最上川は置賜地区の豪雪が育んでいるものであり、県内に豊かな水資源をもたらす根源となっています。
食の宝庫、山形には地区ごとに異なった気候があり、その特徴を活かした農業が行われています。
ツナギでは各産地のお米を取り扱っていますので、ぜひ食べ比べをしてお米を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの山形米
庄内の水田を守る会 斎藤農場さんの
山形県鶴岡市産つや姫(特別栽培米)
庄内平野は日本有数の米どころと呼ばれ、見渡す限りの田園風景が広がる自然豊かな地域です。日本海へと注ぐ最上川の豊かな水量、変化に富んだ気象条件で栽培したつや姫はピカピカのツヤ、冷めても美味しいお米です。
おいしいファーム(石井昭一)さんの
山形県新庄市産『さわのはな』(JAS有機栽培米)
栽培面積が激減し「山形の幻の米」ともいわれたお米『さわのはな』を農薬や化学肥料を使わず、有機栽培で丁寧に育てました。丸っこい姿と大きな胚芽が特徴です。
佐藤ファーム(佐藤和久)さんの
山形県米沢市産雪若丸(特別栽培米)
山形県の南部に位置する米沢は、四方山々に囲まれた自然豊かな環境にあります。盆地特有の昼夜の寒暖差が高い気象条件のもと、夏でも冷たい自然の水や、有機質肥料100%で土作りをして育んだお米です。大粒でしっかりとした食感があり、粘りが少なくさっぱりした味わいです。