お米の味を表現する為に、食味の評価を点数化しているのをご存知でしょうか?
この点数化したものを食味値といい、お米の味を評価する一つの手法として生産者の間では認知されています。この食味値の説明とランキングをまとめてみました。
■食味値とは
お米の味を測定する食味計
人から「どんなお米が好きですか?」と聞かれて、うまく伝えるのはとても難しいものです。好きなお米があっても、その美味しさを言葉で表現するのは難しいと思います。そういった伝えるのが難しいお米の味を測定できる食味計という機械があり、その機械で計測した数値を食味値といいます。
食味値の計測方法
食味値はお米に含まれる下記4つの成分量を測定し、お米の美味しさを総合的に評価した数値です。
・アミロース
・タンパク質
・水分
・脂肪酸
一般的に美味しいお米と言われるのは、80点以上の食味値のお米と言われています。
■食味値ランキング
第1位:さくさく村さんの医王の舞(富山県南砺市産コシヒカリ)
「医王の舞」は、光沢、香りがあり、噛めば噛むほど美味しいお米です。おにぎりにすると、違いがはっきり際立つと、冷めてもおいしいのが特徴です。お米コンクールでも過去に連続受賞する等実力のある農家さんのお米です。
第2位:浪江農園さんの埼玉県さいたま市産コシヒカリ「男の浪漫」
東京近郊の埼玉の荒川がもたらす稲作に適した大地で、昔ながらのれんげ草を使った栽培方法で作られる良食味のコシヒカリ。
第3位:佐藤公敏さんの長野県木島平村産コシヒカリ
平成24年・25年度と2年連続で米・食味分析鑑定コンクールで総合部門金賞受賞した匠のお米。出品総数約3,900点の中から金賞を受賞した匠農家のお米。
※食味値ランキングは平成25年産のお米をツナギにて計測した結果になります。
※ツナギでは客観的にお米の美味しさを伝えるための一つの手法として食味値を利用していますが、決して食味値が全てだとは思っていません。実際、食味値が出しづらい品種もあれば、食味値が低くても官能検査(実際に食べて評価する検査)では、上位評価を受けるお米もあります。あくまで一つの参考としての利用に留めています。