お米はお米農家が作ってからどのようなルートで私たち消費者に届くのでしょうか?
流通経路の中で一番大きな割合を占めるのスーパーマーケットで説明すると、農家が作ったお米は地元の農協へ出荷され、その後(複数の)卸売業者へ販売され、スーパーマーケット等の小売業者の店頭に並びます。
農家→農協→卸売業者→小売業者といった順になります。
最近は、上記の流れだけではなく、インターネット等のお米通販サイトで購入するケースも増えています。お米は重く、定期的に購入することから通販が好まれるようになってきました。自分の好みの生産者を見つけたり、色々な品種や栽培方法のお米を食べ比べたりするのも好まれているようです。
生産者はお米のインターネット通販や直売を通じて消費者と直接つながりやすくなる一方、自社のお米について差別化を図り、選ばれるお米になる必要が今後増していくと考えられます。
実際、従来はお米の産地としてあまり知られていなかった九州エリアでも最近ではお米コンクールで金賞受賞農家が出てきたり、「森のくまさん」といった品種に脚光が浴びたりとブランディングに成功している例もでてきています。
お米の流通業者はこういった生産者の差別化を消費者により伝わるような工夫が必要になると考えられます。