お米のセレクト通販「ツナギ」の美味しいお米に関する情報マガジン

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お米の品種

日本第2位の作付面積!ひとめぼれについて

             

※2021年10月19日 記事を更新しました。

ひとめぼれってどんなお米?

みなさんご存知のように、日本全国で最も作付面積が多い品種は「コシヒカリ」ですが、それに次ぐ第2位の品種が、今回ご紹介する「ひとめぼれ」です。

ひとめぼれの作付面積割合は、令和元年産ではコシヒカリの33.9%に次いで、9.4%となっています。このひとめぼれは、皆さんのご記憶にもあるかもしれませんが、1993年の大冷害で大きな打撃をうけたササニシキからの転換品種として作付面積を伸ばした品種です。近年は安定して作付面積第2位を維持しています。

ひとめぼれの栽培エリアは東北から沖縄まで広く分布しており、主要産地としては宮城県、岩手県、福島県といった東北地方となっています。

今回はこの、ひとめぼれの誕生秘話や人気の秘密を探っていきます。
 

ひとめぼれ誕生秘話!?

ひとめぼれは、宮城県古川農業試験場で生まれました。

1980年の大冷害で東北地方の稲作は大きな被害を受けました。この被害をうけ、古川農業試験場の研究者は、冷害被害にあった村々をまわり、コシヒカリとその近縁系統の被害が少なかったことに気付きます。

その後、コシヒカリの耐冷性を調査し、コシヒカリが耐冷性でも『ごく強』であることを確認します。そして、コシヒカリとその子品種「初星」を交配させ、冷害に強く、美味しいお米を目指し、研究開発が進められました。

その後開発は進み、1991年には「ひとめぼれ」と名付けられ、デビューしました。「お米を見て一目惚れをしてもらいたい、食べてその味に一目惚れしてもらって愛されるお米になりたい」ということからこの名前になったそうです。

こうして、東北地方の稲作農家にとっては、耐冷・良食味という、待ちに待った品種が誕生したのです。寒さに極強という強みで、今では全国で栽培されるようになっています。

 

ひとめぼれはどんな味?

ひとめぼれは、コシヒカリから交配されて生まれた品種であることから、基本的にはコシヒカリと似ています。さらに、コシヒカリの持つ甘みと粘りに加えて、「柔らかい」「やや大粒である」「味がさっぱりしている」という特徴があります。

ひとめぼれは、どんな料理にも合うバランス抜群なお米なので、「オールマイティ」というイメージとでもいいましょうか。合う料理の幅が広く、価格的に多少お求めやすいことから、メニューの多い定食屋さんなどの飲食店でよく利用されています。

ひとめぼれは、料理を選ばない何にでもよく合うお米ですが、特に和食と良く合うと言われています。また、粘りがそれほど強くなく、味もマイルドなので、丼ものや炊き込みご飯にも合います。ひとめぼれのオススメの炊き方は、柔らかく炊くことです。固めに炊くよりも、その柔らかさが際立って美味しいですよ。

 

人気・実力ともに兼ね備えたお米

ツナギでは、お米の「粘り気」の好みをわかりやすくするため、大きく「サッパリ派」「王道バランス派」「モチモチ派」の3タイプに分類しています。ひとめぼれは「王道バランス派」に分類していますが、コシヒカリと並んで特にバランスのとれた美味しいお米として紹介しています。

ひとめぼれは、令和2年産の日本穀物検定協会の食味ランキングにおいては秋田県(中央)、福島県(会津、中通り)において、最高ランクの特Aを取得しています。

冷害に強く栽培しやすいことから、東北から沖縄まで、さまざまな地域で栽培されるようになったひとめぼれ。その産地ごとの味の違いをぜひ味わってみてくださいね。きっとその美味しさに「一目惚れ」すると思いますよ!
 

 
 

五つ星お米マイスター五つ星お米マイスターおすすめ” ひとめぼれ”

 

遊佐一史さんの宮城県栗原市産ひとめぼれ

遊佐一史さんの宮城県栗原市産ひとめぼれ

豊かな土壌と恵まれた水でのびのびと育ったお米『ひとめぼれ』。
天然のミネラルを補給しており、ふっくらと良く炊けるお米です。
優しい甘みとモッチリ食感をお楽しみください。
丹生込めて作った自信作。特別な味わいをお楽しみください。
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つちや農園さんの福島県猪苗代町産ひとめぼれ

つちや農園さんの福島県猪苗代町産ひとめぼれ

全国ではコシヒカリに次ぐ生産量を誇る「ひとめぼれ」。粒張りが良く適度な粘りと弾力があり、
コシヒカリに引けを取らない食味があります。
特に会津産のひめぼれは、日本穀物検定協会の「米・食味ランキング」で4年連続で特A評価を受けています。
磐梯山からでる清涼な雪解け水と生産者の家族が一丸となり育むお米は、粘りとツヤが際立ちます。
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斎藤陸彦さんの山形県鶴岡市産ひとめぼれ(特別栽培米)

斎藤陸彦さんの山形県鶴岡市産ひとめぼれ(特別栽培米)

全国ではコシヒカリに次ぐ生産量を誇る「ひとめぼれ」。粒張りが良く適度な粘りと弾力があり、コシヒカリに引けを取らない食味があります。
さらに、全国でも穀倉地帯として有名で歴史古い庄内平野で栽培したお米です。この地は鳥海山や出羽三山などに囲まれ、
山々から注がれる清涼な雪解け水が田んぼを潤してくれます。
その自然環境豊かな地で、農薬・化学肥料の双方を削減し栽培した特別栽培米です。
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編集者プロフィール

ツナギ編集部

ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。

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