新米の便りが届き始めると、真っ白で艶やかな炊きたての新米を食べたくなりますよね。さて、お米を炊くには「土鍋」、「圧力鍋」、「炊飯器」の3つの方法があります。どれでもコツさえつかめば、簡単においしくご飯が炊けるのをご存知でしょうか?
今回はこの3つの炊き方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
炊く前に、まずは下準備を!
新米を洗った後は芯が残ることを防ぐため、30分は水に浸けておきましょう。固さの好みがある場合は、水の量を調節してください。水の量は、お米1合(150g)に対して、水200ccが基本です。
米本来の旨みを引き出す土鍋!
炊飯器で炊くことに慣れてしまった方には、土鍋はちょっとハードルが高く感じるかもしれません。しかし、実際に火にかけてみている時間は10~20分程度と、そんなに手間がかからないので、ぜひ一度お試しを。
土鍋での炊き方
研いだ新米とお水を土鍋に入れて、炊いてみましょう。
1.やや強火(火が鍋からはみ出ない大きさ)で沸騰させます。
2.沸騰したら弱火にして10~13分待つ。
3.火を止めて15分ほど蒸らします。
【ポイント】1~3の間は絶対に蓋を開けないでください!
4.ふたを開け、しゃもじでご飯をほぐし余分な水分を逃がします。
5.できあがり!
このように、手順をしっかり守れば、意外と簡単に炊き上がります。土鍋でじっくりと蒸らした新米は、ふっくらとした旨みと香りが強く、一度炊いたらやめられない美味しさです。
早く炊ける圧力鍋!
圧力鍋でも簡単にお米を炊けます。しかも早く炊き上がるので、時間の短縮になるメリットも!
圧力鍋での炊き方
1.圧力鍋に強火でかけて、吹いてきたら弱火で5分。
2.火を止めたら15分待つ。
【ポイント】圧力鍋の蓋が開くようになったら、蒸気を逃がすためすぐに蓋をあけましょう。
※蒸気の水分が鍋に残り、べチャっと水っぽくなるのを防ぐためです。
圧力鍋の場合、もっちりとした炊きあがりになる傾向があります。芯が残ってしまった場合は、いつもより浸水時間を長めにとるとよいでしょう。
手軽さが魅力の炊飯器
大体のご家庭では、ご飯を炊飯器で炊かれているのではないでしょうか?予約もできるので、忙しいときにはとても便利です。普段から馴染みのある炊飯器でおいしく炊くコツをお教えします。
スタートボタンを押す前に
基本、洗ったお米は浸水しますが、最近の炊飯器には、浸水の工程から含まれている物があります。その場合には、浸水時間はとらずに炊いても大丈夫です。お米を洗ってスイッチを入れる前に、一度、お持ちの炊飯器の機能を確認してみましょう。
炊飯器の場合はボタンひとつで炊き上がるので、前準備(お米研ぎや浸水)がおいしく炊くためのカギとなってきます。炊き方自体は炊飯器の工程に従って操作をしてくださいね。
炊飯が終わったら
今の炊飯器は最後の蒸らしまで行ってくれますので、炊きあがったら蓋をあけてご飯をほぐしましょう。
【ポイント】保温の状態で長くはおかず、できれば早めに小分けの容器に入れて冷凍した方が、風味も損なわず保存できます。
基本は「炊きあがったら、すぐにまぜる」
どの方法でも共通して大事なことは、炊きあがり直後のほぐしです。ご飯を4等分に分けて、底からひっくり返すようにほぐすことで、蒸気となった余分な水分を逃がし、底や窯の周りが水っぽくなるのを防ぎます。また、水分が均等になることでご飯にツヤが出て、変色もしづらくなります。
おいしく炊けた新米はご馳走です
3つの炊き方を紹介しましたが、それぞれの個性があるので、自分の生活に合った使いやすい方法を選ぶことが大切です。忙しいと炊飯器ばかりで炊いてしまいますが、ホームパーティーなどの特別な日には、旬の新米を土鍋で炊いて出すのも、話に花が咲いてよさそうですね。
ツナギでは、厳選したお米農家さんから直接、精米したてのお米をお届けしているので、お米本来の香りと甘みが楽しめるのが特徴です。特に人気のある新米は、すぐに売り切れてしまいます。これだという新米を見つけたら、すぐにご予約をどうぞ。