お米のセレクト通販「ツナギ」の美味しいお米に関する情報マガジン

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お米の品種

もち米と低アミロース米

             

(冨田ただすけの今月のオススメ米2015年1月より)

うるち米ともち米の違いは?

お米の種類には「うるち米」と「もち米」があります。私たちが普段ご飯として食べているのはうるち米です。もち米は名前の通り、お餅やおこわや赤飯を作るときに使います。

この2つのお米の違いは、含まれるデンプンの成分の違いによります。お米には、主成分である炭水化物が70〜75%程度含まれています。その主体はデンプンで、アミロペクチンとアミロースという成分から構成されています。お米を炊いた時に、アミロペクチンは粘りを出す働きがあり、アミロースはパサパサとした食感を生み出します。

うるち米は一般的には、デンプンの約8割がアミロペクチン、約2割がアミロースで構成されているのに対して、もち米は100%アミロペクチンで構成されているので、うるち米よりも、もち米の方が粘りが強いのです。

冷めても美味しい低アミロース米

近年人気のある低アミロース米はこのアミロース含有量が低く、アミロペクチンが多いので、粘りの強いお米と言われています。もち米に近いお米と言えます。低アミロース米の主な品種は、ミルキークイーン、スノーパール、夢ごこち、おぼろづきなどがあります。日本で一般的なうるち米では、アミロースが17〜23%含まれていまが、低アミロース米は、アミロース含有量が3〜17%程度のものを指すと言われています。

低アミロース米は、炊飯時の水を通常よりも5〜15%程度少なめに炊くとよいと言われています。この加減は品種や好みで調整頂く必要があります。お米の性質上、冷めても硬くなりにくい特徴があり、お弁当やおにぎりに適しています。最近は、週末にまとめてお米を炊いて冷凍し、平日にそれを解凍して食べる方が増えているようです。低アミロース米はそういった方にオススメできるお米です。

もち米を炊いてみよう!

もち米をせいろで炊くには少し手間がかかりますが、現在は炊飯器にもち米を炊く機能がついているものも多くありますのでお持ちの炊飯器にあわせてお作り頂ければと思います。

もち米には「こがねもち」、「ひよくもち」と言った品種があり、ツナギでも、もち米の取扱いがございます。年末には毎年多くの方にご購入頂いております。炊飯器やもちつき機で手軽にお赤飯やおもちが楽しめますので、家族が揃うお正月やお祝いの席で、もち米を使っておもちやお赤飯を作ってみるのも楽しいですね。

もち米はこちらから→


編集者プロフィール

ツナギ編集部

ツナギの米・食味鑑定士がお米の品種、生産地、生産者、お米コンクール等のお米にまつわるデータをご提供します。消費者に知られていないお米の情報や力のある米農家を世の中に広めるのが使命だと考え情報発信をしていきます。

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