ごはんのおともにお漬物
米ぬかのぬか床で手作りお漬物
豊かなまいにち
「米ぬか」とは?
玄米の表面(糖層や胚芽)を削って精米すると発生する粉のことを指します。
玄米の10%程度が米ぬかになり、たとえば10kgの玄米を精米すると、採れる米ぬかは約1kgとなります。
そこには栄養がたっぷりと含まれています。
胚芽部分には、抗酸化作用をもつビタミンE、体の構成成分になり、体内機能を調節するミネラル類、体の有害物質の排出を促進するフィチン酸などの成分が含まれています。
一方、表皮部分には整腸作用がある食物繊維などの成分が豊富。このように、お米の健康パワーの源とも言えるのが米ぬかの特徴です。
ぬか床の作り方
「ぬか床は初めて!」と言う方にも簡単にできる方法
調理時間:約20分
材料
- ぬか
- 1kg
- 水
- 1ℓ
- 塩
- 130g
- 粗挽き唐辛子
- 30g
- 山椒の実
- 少々
- 昆布(5cm角)
- 3~4枚
- 捨て漬け野菜
- 大根や人参の端、キャベツの外葉・芯など
ぬか床の作り方
❶ 大きめのボウルに「ぬか」1㎏を入れ、水1ℓを少しずつ加えてかき混ぜ、「ぬか」が均一になるよう水分を含ませます。
※水の適度な含み具合は、ご家庭で使われているお味噌くらいが目安。
次に塩(130g)・粗挽き唐辛子(30g)・山椒の実(少々)を加え均一になるように混ぜ合わせます。
❷ 保存容器に昆布(5cm角ほどを3~4枚)を敷き、ぬか床を入れ、捨て漬け野菜を加えます。
※捨て漬け野菜・・・漬物にして美味しい鮮度の良い野菜が適しています。大根や人参の端、キャベツの外葉・芯などの水分を多く含んでいるものがお勧めです。
❸ 捨て漬け野菜がすべて入ったら、表面を手のひらで強く押し付けて空気を抜き、平らにならします。
しっかりと空気が抜けた状態にしておくと、植物性乳酸菌の活性を促し、ぬか床を扱う上で、必要な基本作業となります。
❹ 保存容器に蓋をして完成です。
※蓋を閉める前に、保存容器の側面をティッシュペーパーやキッチンペーパーできれいにふき取りましょう。
❺ ここから捨て漬けを繰り返し、ぬか床を育てていきます。(涼しい場所に常温保管します)
野菜を入れ替えるときは漬けておいた捨て漬け野菜の「ぬか」をできるだけ落とし、野菜の汁をしぼってぬか床に戻し加えます。これを繰り返します。捨て漬け期間が終わると酸味も出てきてさらに美味しくなってきます。
ぬか床の手入れ
捨て漬け後、本漬けの際は、混ぜ合わせるのは1日1回を目安に。
※夏場などの暑い季節は冷蔵庫での保管がおすすめ。
ぬか床は使い続けると、野菜からの水分が出てぬか床がゆるくなってきます。その時は「ぬか」と塩を足します。
※「ぬか」を10としたら塩は1を目安に足しましょう。余分な水分を捨てるのも良いです。
漬物の作り方
ぬか漬けにする野菜は、水洗いした後に、軽く塩もみしてから漬けます。塩をすることで、早く仕上がり、漬物の仕上がりの色合いもよくなります。
後は、漬けあがりの時間を計算して、速く漬けたいなら半分に切るなどしてから漬け込みましょう。
定番の素材
白菜、きゅうり、にんじん、大根、キャベツなど
変わり種の素材
アボカド、長芋、ゆで卵、プロセスチーズなど
関連記事→年に一度のごちそう♪ おいしく新米の食べ方と究極の塩おむすびの作り方
おわりに
精米する過程で捨てられてしまうことが多い米ぬか。米ぬかは、白米はもちろん玄米よりも豊富な栄養素が含まれており、美容や健康に良いこと尽くし。
一度ぬか床を作れば手入れ次第で、長く使用できます。手作りのお漬物は白ご飯の最高のお供になりますよね。
My米ぬかを気軽に暮らしに取り入れてはいかがでしょうか?
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