待ちに待った収穫シーズン。みずみずしい艶、香ばしいかおり、もっちりした食感。初物ならではのは味わいは何物にも変え難い幸福感があります。聞くだけでお腹が鳴りそうになりますが、みなさんは「新米」の定義をご存じでしょうか。実はこの呼称には明確な基準があるんです。今回はそんな新米についてのお話をご紹介します。
新米っていつまで?
実は食品表示法に基づいて明確な定義があり、
原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器包装に入れられた玄米又は原料玄米が生産された当該年の12月31日までに精白され、容器包装に入れられた精米を除いて「新米」の用語を表示してはならない。と明記されています。
簡単に説明すると、そのお米が作られた年の12月末までに精米・袋詰めしたお米までが「新米」と表記できるということになります。じゃあ12月末までに全てのお米を精米すればいいのかと言えば、そうはいきません。美味しく召し上がれる期間は精米後3週間から1ヶ月ほどとなっているため全て精米してしまうと、味や品質が落ち劣化してしまう原因となります。秋の収穫から年内いっぱいまでの旬の味覚と覚えていただけると良いかと思います。
新米は水を少し少なめにするってほんと?
よく聞く話で、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
かつてはお米を収穫した後の乾燥作業の技術がしっかりと確立されていなかったことがあり、乾燥後の水分戻りや天日干しが主流だった時代にはお米ごとの乾燥具合バラツキがありました。そのため新米時期だけは水を少なめに炊飯することを推奨していたと言われています。
しかし、現在では乾燥機と呼ばれる機械での乾燥が主流であり、性能も年々向上しているため適正な水分量で均一に乾燥させることができるため、水を少なめにたく必要はありません。とはいえ、人が感じる味覚は繊細であり、新米らしさを感じることは間違いありません。
まずはいつも通りの水加減で炊飯し、炊き上がりの様子を確認しながらお好みで調節することをおすすめいたします。
関連記事→実は知らない新米の炊き方と古米の美味しく食べる方法
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの新米
笠原農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ
香りもツヤもよい笠原農園のコシヒカリは、お試しで買われてリピートされるお客様が多く、ツナギでも大変人気があります。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。
青木さんの山形県南陽市産
ミルキークイーン(特別栽培米)
お待たせしました!一度は食べて欲しいミルキークイーンの新米です。ねっとりとした粘りが濃密で噛むほどに徐々に甘さが増していきます。粘り強いのに喉越しの軽やかさにご飯がすすみます。
こまがた農園(駒形宏伸)さんの
新潟県南魚沼産コシヒカリ(特別栽培米・8割減)
「第17回お米日本一コンテストinしずおか」最高金賞を受賞!キラキラと白く輝く外観で、適度な食感ともっちりと粘るバランスがとてもよく整っています。甘さは飲み込んだ後にやわらかく口に広がり、香りの余韻も非常に秀逸です。