お米の産地といえば、迷わず「新潟!」と答える方も多いかと思います。言わずと知れた日本一のお米の産地であり、その代表格はもちろん「コシヒカリ」です。県内に有名な産地がいくつもあり、各コンクールで入賞されている有名な生産者も多くいる新潟県。今回はそんな新潟県の魅力を深掘りしていきたいと思います。
新潟県内のお米の産地
縦に長い特殊な形をしている新潟は同じ県内でも自然環境や水、土壌など場所によって条件が異なり、実はお米の特徴や味わいも異なります。大きく分類すると「魚沼」「岩船」「佐渡」の3つに分けられます。
魚沼は山々に囲まれ、豊富な雪解け水が豊富に流れ込み、肥沃な土壌が広がる地域です。さらに、朝晩の寒暖差がしっかりとあり、昼間に受けたお日様の恵みを涼しい夜間にしっかりと蓄え、甘いお米を作る条件が整っています。実は、一口に魚沼と言っても、南魚沼市、魚沼市だけではなく、十日町市や津南町など近隣する地域も「魚沼」に該当し、産地は5市2町にまたがっています。大きく分類すると北魚沼、中魚沼、南魚沼と分けられることがあり、南魚沼では昔から美味しいお米が取れる地区として「塩沢産」と、さらに区分して販売されています。
続いては「岩船」です。新潟の県北に位置し、村上市や関川村などが産地となっています。水質ランキングで日本一に輝いた清流・荒川や飯豊連峰の雪解け水など、水に恵まれた地域であり、中山間地特有の気候や豊かな自然が美味しいお米を育んでいます。
また、魚沼、岩船と並びコシヒカリの三大産地と呼ばれているのが「佐渡」です。島特有の海洋性の気候で夏でも涼しいため稲が健やかに登熟する環境が整っています。また、島全体で環境保全に取り組んでおり、日本で初めて世界農業遺産にも登録されています。世界でわずか数羽になるまで減少し絶滅の危機にあった朱鷺が生息しており、自然と共存した米作りが行われています。
他にも、上越の頸城平野や、糸魚川、加茂、新発田、など県内各地に有力な産地があり、それぞれに違った特徴があります。
新潟で米作りが始まった場所!?
新潟県で最初に米作りが始まった場所は西蒲原郡弥彦村と言われています。新潟県のほぼ中央部に位置し、弥彦山の麓には緑豊かな自然と田園風景が広がっています。稲作を広め、越後文化を作りあげたと言われる天香山命(あめのかごやまのみこと)がまつられた彌彦神社がある由緒正しき地域です。彌彦神社は、とても神聖な空気が漂う素敵な神社なので、ぜひ新潟に行った際は立ち寄ってみてください。
▼新潟県で作られているお米
新潟は、作付面積・収穫量ともに日本一でその量は、なんと約620,000tgと言われています。日本全体の割合で言うと8.2%ほどであり、2位の北海道等は4万tほどの差があります。
栽培されている品種は、コシヒカリだけでなく、下記の通りたくさんの品種が作られています。
<新潟県で生産されるお米の品種>
・コシヒカリ
・こしいぶき
・ゆきん子舞
・新之助
・つきあかり
・みずほの輝き
特に「新之助」は、米どころ新潟がプライドをかけて研究・開発した新潟県オリジナルの新品種であり、メディアでも注目を集めています。コシヒカリとは異なる美味しさを目指して作られた「新之助」はキヌヒカリの遺伝子を引き継いだ「新潟75号」と、どんとこいの遺伝子を引き継いだ「北陸190号」の子供に当たり、厳しい選別をクリアした品種です。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの新潟米
(有機栽培米)笠原農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ
美味しいお米の産地として有名な魚沼。その中でも特に食味評価が高い地区が南魚沼です。粘り・ツヤ・甘み・香りと、どれをとっても申し分ないお米が採れる地域です。その地で有機栽培で育んだお米です。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。
第四生産組合さんの新潟県弥彦村産
『伊彌彦米コシヒカリ』(特別栽培米)
伊彌彦米の味の特徴は、強い旨みと粘り。それだけではなく、香りやツヤ、炊き上がりの美しさ、歯ごたえの柔らかさなど、どれをとっても優れています。
新耕農産(板垣嘉将)さんの新潟県村上市産
『岩船産コシヒカリ』(特別栽培米)
新潟三大コシヒカリの一つ「岩船米」の産地にて3年連続で水質ランキングで日本一に輝いた清流・荒川と夏でも冷たい飯豊連峰の雪解け水を引き込み丁寧に育てました。オリジナルの肥料を使用し、お米のポテンシャルを最大限に引き出しました。こちらのお米は農薬の使用も最低限に抑えた特別栽培米。