お米といえば新潟県を想像する人が多いと思いますが、長野県も決して負けてはいません。東北や北海道など人気の産地と比較しても味・品質は劣ることはなく、清らかな水や恵まれた気候によって良食味のお米が取れる地域です。古くから味が良いことで知られ、根強いファンもいる長野米。今回は長野県のお米についてご紹介いたします。
長野県の恵まれた環境
長野県は日照時間が長く、昼と夜の寒暖差が大きいため、栄養をしっかり蓄えられ味の良いお米ができます。また、周囲を高い山々に囲まれおり、比較的冷涼な気候であるため全国でも有数の病害虫の影響が少ない地域と言われています。そのため、県が定める農薬の使用回数も全国トップクラスに少なく、農薬に頼らずとも良いお米が獲れる産地として知られています。米作りに使う水は、千曲川、木曽川、天竜川など雄大な山々から流れる清らかな雪解け水を使用しており、全国でもトップレベルに美しい水で米作りが行われています。
長野米の高い品質
長野県で収穫されるお米は量・質ともにおいて全国でもトップレベルと言われています。10aあたりの収穫量は、山形や秋田を差し置いて、ぶっちぎりの全国1位となっており、米作りに適した環境であることがわかります。また、外観品質の良し悪しを判断する農産物検査では、最高ランクである1等の割合が非常に高く、その比率は全国1,2位を争うトップクラスの結果を維持しています。
長野のコシヒカリは全国のお米コンクールでも数々の受賞歴があり、恵まれた環境と確かな技術力が、味わい深いコシヒカリを育てています。
長野県の米どころ
長野は大きく分類すると「北信」「東信」「中信」「南信」4つの地区に分類され、その全域でコシヒカリが栽培されています。
中でも北信エリアの飯山市周辺は、周囲を山に囲まれた盆地で、千曲川の清らかな水があるため、味の良いお米が獲れる地域とされています。
飯山市は県内でも有数の豪雪地帯であり、広大なブナの森林が清らかな水を育み、ミネラル豊富な水が田畑に流れ込む恵まれた環境が整っています。
他にも、中信エリアにはワサビの産地でもある安曇野や、東信エリアの佐久・上田などコシヒカリの名産地が各所に点在しています。
長野県で作られるお米
長野県内で作られているお米の約70%以上がコシヒカリと言われており、次いで「あきたこまち」「風さやか」が作れています。
<長野県で生産されるお米の品種>
・コシヒカリ
・あきたこまち
・風さやか
・ひとめぼれ
・ミルキークィーン
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの長野米
フェイスファーム(水野 尚哉)さんの
長野県飯山市産コシヒカリ【蛍】
飯山市でも特に雪深い戸狩地区・上種で栽培したお米です。関田山脈の森に湧き出した、ミネラル豊富な一番水(上流に民家や田畑がない)が旨み・甘みの決め手。みずみずしいツヤと濃厚な甘さが「おかわり」を誘います。
佐藤公敏さん(岳農)の
長野県木島平村産ミルキークイーン
長野県の木島平村で米の専業農家を営む佐藤公敏さん(岳農)が作るミルキークイーン。樹齢300年を越えるブナの原生林を抱え、日本一美しい森と言われるカヤの平高原を水源にした冷たい水と寒暖の差が大きい気候が良食味お米を育みます。
中村農園(中村政直)さんの
長野県佐久市産コシヒカリ(特別栽培米)
「信州の環境にやさしい農作物」として長野県知事の認定を受けたお米です。当農園で使っている肥料は有機肥料100%なので、環境にも人にも、よりやさしいお米となっております。