さくらんぼの産地としても有名な山形県。さくらんぼは全国の7割を占める生産量を誇り、堂々の1位。他にも西洋梨やワラビ・たらのめ、原木なめこなどの生産量も全国1位となっています。山形は食の宝庫とも呼ばれ、四季のはっきりした自然豊かな地域です。果物も素晴らしいのですが、山形を語る上で外すことのできないのが「お米」。県内各地に有名な産地があり、その品質も一級品。今回は、米作りに適した山形の地形や水環境についてご紹介いたします。
山形の地形
山形は秋田、宮城、福島、新潟に隣接しており、面積は9,325 km²となっています。宮城県との県境には吾妻連峰、蔵王連峰が連なる「奥羽山脈」、新潟県側には朝日岳、村山・庄内地区には月山、羽黒山、湯殿山の出羽三山など数々の名山に囲まれています。この山々はそのほとんどが日本百名山に数えられる山であり、目を見張る圧巻の光景が広がっています。豊かな自然に囲まれた山形県は県土の約72%もの面積が森林であり、中でも天然のブナ林は15万haもの面積を誇り、日本一となっています。山形を大きくブロック分けすると庄内、最上、村山、置賜の4つに区分けすることができ、それぞれに豊かな自然環境と食文化が育まれています。
山形の河川
山形の川といえば最上川。山形県の南北を縦断するように流れる最上川は229kmの長さを誇り、県内各地の農業用水にも使われています。
別名「母のなる川」とも呼ばれる最上川水系の流域には、山形県の8割の人口を有していますが、美しさもまた素晴らしく、全域でサケやアユが生息するほど水質が美しいと言われています。最上川は福島県との県境にある西吾妻山を源流とし、米沢盆地から村山盆地、新庄盆地など5つの盆地を流れ、最後には庄内平野の田畑を潤します。長い道のりの間には400を超える支流と合流することで豊富な水量を保っています。
雄大な山々と母なる川は四季を美しく彩り、味の良お米を作るための源となります。
ぜひ山形の豊かな自然環境に想いを馳せながら、山形米を食べてみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの山形米
黒澤ファーム(黒澤信彦)さんの
山形県南陽市産夢ごこち(特別栽培米)
安土桃山時代から21代続く歴史ある農家。長年守り繋げてきた土地で代々継承してきた技を活かして米作りをしています。夢ごこちはふっくらモチモチした食感と甘みが格別で、美味しさがいつまでも記憶に残るでしょう。お米番付2022にて優秀賞を受賞した黒澤ファーム一押しの品種です。ぜひご賞味ください。
しまさき農園(島崎真人)さんの
山形県南陽市産つや姫(特別栽培米)
有機質肥料を主体に育てた自信作です。冷めても美味しいお米です。完熟もみ殻たい肥、3種類の有機質肥料、自家製の米ぬか肥料をベースに土づくりをして栽培したお米です。炊き上がりはもちろん冷めてからでも甘味を感じるお米です。
最上園 百姓ワタナベ(渡邉進)さんの
山形県南陽市産つや姫(特別栽培米) NEW新米
大粒で艶やかな外観は見た目にも美しく、ツルッとした舌触りに弾けるような粒感を感じられるお米です。しつこくない絶妙な粘りと弾力のバランスがあり、噛むたびにジュワッとお米の旨味が口に広がります。