米どころとしても有名な秋田県。秋田と言えば「あきたこまち」を連想する方も多いかと思います。昭和59年(1984年)に誕生したあきたこまちを中心に様々な品種が作付けされており、令和3年産は501,200tものお米が生産されました。今回は、全国でも3番目の生産量を誇る東北屈指の米どころ秋田の地形や河川について紹介いたします。
秋田の地形
秋田県は、青森県、岩手県、山形県に隣接しており、その面積は11,640 km²となっています。大きく区分けすると、世界遺産でも有名な白神山地を有する「県北」、県庁所在地である秋田市や米の一大産地としても有名な大潟村を有する「県央」、東北で最もお米の生産量が多い(令和3年産)仙北市や、日本で最も深いと言われる田沢湖を有する「県南」の3つのエリアに分けることができます。
青森県側に広がる白神山地は13万ヘクタールにも及ぶ広大な山岳地帯で美しいブナの原生林が広がっています。また、岩手県側には秋田駒ケ岳や中岳など1000〜2000m級の山々が連なる奥羽山脈があり、その西側には出羽山地、山形県側には鳥海山と3方を山に囲まれています。山々、丘陵地の麓には花輪盆地、鷹巣盆地、能代平野、秋田平野、横手盆地、本荘平野などが広がっており、広大な土地で米作りを中心とする農業が盛んに行われてきました。
男鹿半島の付け根部分にある大潟村は、日本で2番目に大きい湖であった八郎潟を干拓してできた村であり、食糧増産を目的とする国営事業として米の一大産地が作られました。
秋田の河川
豊かな大自然に囲まれた秋田県。ブナの原生林や山々に降り積もった雪、雨は川の源となり田畑を潤します。秋田の川は水質もよくアユやイワナなど水の綺麗なところにしか生息できない川魚も数多く息づいており、大小合わせると350以上の川があると言われています。中でも有名な川は米代川、雄物川、子吉川の3水系。
中岳を源とする米代川は県北部を流れており、流域には白神山地やマタギでも有名な阿仁地区など貴重な自然環境が残されています。米代川は花輪盆地・大館盆地を抜け、能代平野を貫流して日本海に注ぐ一級河川。水質の良さから、多くの川魚が生息しており、サクラマス釣りのメッカとしても知られています。
雄物川は、大仙山から流れ出し大小様々な川と合流しながら、県内でも有数の穀倉地帯である横手盆地などへ注がれます。流域は奥羽山脈や出羽山地、太平山などの自然に囲まれ、古くは日本海に面する土崎港と上流域の穀倉地帯を繋ぐ河川舟運のルートとしても使われていました。
標高2236mの鳥海山から、いくつもの渓流と合流し、本荘エリアの中央を貫流し日本海へ流れるのが子吉川。上流ではヤマメ、アユ、イワナなどの川魚が生息しており、釣り人でも賑わっています。
全国で3番目の生産量を誇る秋田県は、白神山地・奥羽山脈をはじめとする雄大なブナ林や大自然に囲まれた地形。美しく清らかな水にも恵まれ、美味しいお米が取れる産地として納得できる環境が整っています。ツナギでは秋田県内各地のお米を扱っておりますので、ぜひ食べ比べてみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの秋田米
渡部浩見さんの秋田県湯沢市産あきたこまち
(特別栽培米 化学肥料不使用・農薬9割減)
粒が大きく、ねばり、甘味、うま味のあるお米です。さめてもおいしいので、お弁当にも最適です。米選する際に通常1.85ミリ網を使用のところ、1.90ミリの網で2回選別しました。あきたこまち特長でもあるねばりは、もちもちとした歯ごたえ。かめばかむほど出る甘味。おかずがいらないほどのおいしさ。
権右衛門さんの秋田県にかほ市産
サキホコレ(特別栽培米)
鳥海山の麓、清流「元滝」の伏流水を贅沢に田んぼに引き、米作りをしています。一口目から美味しいと思ってもらえるお米を目指し、農薬や化学肥料を半分以下に抑え、手間ひまかけて丁寧に作りました。味のバランスが良く、口に入れた瞬間の鼻に抜ける香りが印象的なのが特徴。
粋き活き農場さんの秋田県大潟村産
あきたこまち(特別栽培米)
20年の歳月をかけ干拓し生まれた広大な大地で育む絶品あきたこまちです。農薬と化学肥料の使用量を抑えて丁寧に育てた特別栽培米です。