白神山地、ブナの原生林、雄大な山々。降り積もった雪が清らかな川となり大地を潤す。自然に恵まれ、県内全域で米作りが盛んな秋田県。言わずと知れた銘米「あきたこまち」は昭和59年に誕生してから30年以上もの長い間、全国の食卓で愛されています。秋田米のおいしさは自然環境はもちろん、「気候」も大きな要因となっているはず。今回は秋田県の気候についてご紹介いたします。
秋田県の気候
秋田県は、東北地方の日本海側に位置し、青森、岩手、山形と隣接している県です。北には世界遺産の白神山地、南北に奥羽山脈が縦走し、出羽山地、鳥海山と雄大な山々に囲まれ、降り積もった雪は、豊かな水資源を育み、米作りが盛んに行われる横手盆地、能代平野、本荘平野などへ流れていきます。
年間の平均気温は12.1℃となっており、関東と比較して3℃前後低く、典型的な東北の日本海側気候となっております。冬季はしっかりとした寒さ、積雪があり、春への移ろいも遅く、3月までは例年根雪が残り、桜の開花も遅い傾向にあります。11月から4月までは平均気温が10℃以下となっており、寒さの厳しい地域であると言えます。
特に、内陸部は豪雪地帯が多く、「かまくら」でも有名な横手市では2021年の観測で203cmの最深積雪量を観測しており、1mの積雪は当たり前のレベルで雪が降る地域となっています。
秋田には奥羽山脈があるため冷害をもたらす「やませ」はほとんど影響を受けることがありません。また、梅雨時期にも日照時間が長く、晴れた日が多いため梅雨らしい気候になることは多くありません。
一方、夏の間は太平洋側と比較し、よく晴れる安定した気候となっており、日照時間も長い傾向にあります。8月の日照時間を比較すると岩手県は145.3時間であるのに対し、秋田は186.9時間となっており、大きな差があることがわかります。日照時間だけでなく、フェーン現象の発生などにより、冬とは打って変わり、しっかりとした暑さになる日もあります。秋田では「やませ」の一部が奥羽山脈を越え、フェーン現象により気温が上がった状態で吹き込む風を「宝風」と呼び、稲の健やかに育ててくれる大切な風であると昔から重宝されてきました。
秋田のお米が美味しい理由は、農家の苦労・恵まれた大自然だけでなく、雪・気温・日光・風など気候によるものも非常に大きく、秋田ならではの味わいを醸し出しています。ツナギでは秋田県内各地のお米を取り扱っておりますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの秋田米
小野清満さんの秋田県横手市産
あきたこまち(特別栽培米)
肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さをお楽しみいただけるお米です。土づくりにじっくり時間をかけ、「あきたこまち」をどこまでおいしくできるかを追求しました。肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さと旨みをお楽しみください。
田中ファーム(田中雅人)さんの秋田県大潟村産
「稲穂の力」(特別栽培米・あきたこまち)
米作りに適した環境が整った、秋田県大潟村で丁寧な土づくりと栽培管理によって生まれた「あきたこまち」です。笑顔で作ったお米は、きっと食べた人も笑顔にできるはず。口の中にゆっくりと甘みが広がる田中ファームの一番人気商品です。
T-FARM(田口 康平)さんの秋田県大仙市産
ササニシキ(自然栽培米)
雄物川から流れる美しい水、寒暖差のある気候、豊かな土壌と恵まれた環境で丁寧に育てました。農薬・化学肥料・除草剤を使わず、乾燥は全て天日干し。T-FARMさんのササニシキは、あっさりとした味わいの中に、キレの良い甘さとしゃっきりとした粒感があり、清々しい秋田の情景を連想させる豊かな味わいです。