日本で最もブランディングが成功した産地と言っても過言ではない魚沼。ひとくちに魚沼と言っても実はその対象範囲は広く、地域ごとの特徴も異なります。また、生産者によってお米の特徴に個性があり、同じ魚沼産コシヒカリでも大きな違いがあります。「魚沼」という冠の下で地域・生産者ごとにさまざまな取り組みが行われ、魅力あるお米が数多く生産されています。今回は魚沼産コシヒカリを生産する地域についてご紹介いたします。
魚沼産コシヒカリが取れる3つのエリア
魚沼は新潟県の南東部に位置するエリアであり、一つの市町村を指すものではありません。当然、魚沼産コシヒカリも同様に1つの場所で獲れたお米ではなく、実は数多くの種類が存在しており、大きく分けると北魚沼、中魚沼、南魚沼の3ブロックに区分することができます。それぞれに属する市町村は下記の通りです。
北魚沼エリア 魚沼市、小千谷市、長岡市(旧川口町のみ)
中魚沼エリア 十日町市、津南町
南魚沼エリア 南魚沼市、湯沢町
この3つのエリアの総称が「魚沼」であり、この地域で収穫されたお米が「魚沼産コシヒカリ」と呼ばれています。
魚沼エリアは雄大な山々に囲まれており、標高2000メートルの山々が並んでいます。巻機山と越後駒ヶ岳日本百名山にも選ばれているほか、中ノ岳、八海山など絵に描いたような美しい景観が広がっています。しかし、地域により田んぼの条件は大きく異なり、標高・気候・水なども微妙に違っているため、同じ魚沼産コシヒカリでも仕上がりは全くの別物。「魚沼盆地」や「十日町盆地」など比較的標高が低く整備された田んぼもあれば、南魚沼五十沢地区のように金城山や中ノ岳などの山々に挟まれ谷底のような地形、中魚沼エリアの松之山や松代地域のように山間部の棚田、津南町の川とその支流によって階段状につくられた河岸段丘など、さまざまな環境で米作りが行われています。
魚沼産コシヒカリが美味しい理由
魚沼エリアは雄大な山々に囲まれており、標高2000メートルの山々が並んでいます。、巻機山と越後駒ヶ岳日本百名山にも選ばれているほか、中ノ岳、八海山など絵に描いたような美しい景観が広がっています。魚沼市だけを見ると森林の面積は全体面積の84%(79,774ha)を占めると言われ、豊かな自然環境が数字からも読み取ることができます。また、津南町には川とその支流によって階段状につくられた特異な地形があり、日本一とも呼ばれる河岸段丘が広がっています。
魚沼エリアは山が近くにありながら、田んぼがある周辺は比較的標高は低く100~200m程度となっており、信濃川(魚野川)の両側に発達した「魚沼盆地」や「十日町盆地」など米作りに適した立地に恵まれています。
流れる川もまた美しく、アユなど川魚も生息する魚野川や姥沢川、神字川、登川など信濃川水系の支流がたくさん流れています。魚野川はサケが遡上してくる川でもあり、美しい水を田んぼに運ぶ重要な役割を担っています。渓谷でも有名な清津川は湯沢から十日町へ流れており、日本三大渓谷としても知られている「清津峡」には美しい景色が広がっています。稲は水稲と呼ばれ水無くしてはできない作物であり、この水が生育や味に大きく影響しています。
流れる川も信濃川水系の支流がたくさん流れており、アユなど川魚も生息する魚野川や姥沢川、神字川、登川など地域によって様々。田んぼの場所によっては水温や水量が異なってくるため、これもまた場所によって味や特徴が変わる1つの要因と言えます。
しかし、水の美しさは言うまでもなくどれも素晴らしく、魚野川はサケが遡上してくる川でもあり、美しい水を田んぼに運ぶ重要な役割を担っています。渓谷でも有名な清津川は湯沢から十日町へ流れており、日本三大渓谷としても知られている「清津峡」には美しい景色が広がっています。
ツナギでは魚沼産コシヒカリを数多く取り揃えており、地区や生産者ごとに違った特徴を持つお米を販売しております。
日本一とも言えるお米の産地から、さらに自分好みのお米を探してみてはいかがでしょうか。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめの魚沼産コシヒカリ
うおぬま小岩農園(小岩孝徳)さんの
新潟県魚沼市産コシヒカリ(特別栽培米)
魚沼の山間部、豊かな自然が広がる棚田で農薬・化学肥料を最低限に抑え、丁寧に育てたコシヒカリです。全ての圃場が山からの雪解け水と雨水だけで作られる天水田であり、混じりっけなしの清らかな水が豊富に流れています。もっちりとした弾力、噛むたびあふれる甘みをお楽しみください。
桑原健太郎さんの新潟県
『魚沼津南産コシヒカリ(特別栽培米)』
桑原さんは特別豪雪地帯に指定されている新潟県中魚沼郡津南町で長年お米作りをしています。冬の気候は厳しく、雪解け水が流れ込み、海抜500メートルの標高が昼夜の寒暖の差を大きくさせ、コシヒカリの栽培には好条件の環境です。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。
笠原農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ
美味しいお米の産地として有名な魚沼。その中でも特に食味評価が高い地区が南魚沼です。粘り・ツヤ・甘み・香りと、どれをとっても申し分ないお米が採れる地域です。その地で米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。