連載「お米ができるまで」第4弾は、田んぼの準備編。苗づくりと並行して田植えをするための準備作業を行います。収穫までの期間、しっかりと稲を生育させるための土台を作る大切な作業となります。地域や農法によっても若干細かい点が異なりますので、代表的な手法をご紹介します。
①畦塗り
畦塗りは読んで字の如く、畦を塗っていく作業です。田んぼの四方を顔んでいる畦に田んぼの土を塗りつけて、乾燥によって生じたヒビ割れを塞ぎ、水の浸透を防止します。この作業をしっかりと丁寧に行うことで水漏れを防ぎ、この後の水管理を円滑に行うことができます。トラクターに畦塗り機と呼ばれる機械を取り付け、細かく砕いた土を押し付けるようにして畦塗りを行います。
②代かき
代かきは耕起が完了した田んぼに水を入れ、細かく土を砕きながら田んぼを平らに均していく作業です。基本的には2回作業を行い、1回目の荒代(あらしろ)で細かく土を砕き、2回目の植代(うえしろ)で均平にならしていきます。この作業がしっかりとできていないと、田んぼ全体がデコボコしてしまい、水管理がうまく調整できず雑草など様々な影響が出てしまうため、丁寧に代かきを行うことが大切です。
こちらもトラクターにハローという専用の機械を取り付け、ロータリよりも少し短い爪で細かく土を砕き、レベラーで土を平に整えてきます。
この2つの作業が終われば田んぼの準備は完了です。
次回はいよいよ田植えに移ります
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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ツナギおすすめのお米
斎藤睦彦さんの
山形県鶴岡市産ササニシキ(特別栽培米)
東北でも有数の米どころ、庄内産のお米。今では栽培が非常に少なく、希少価値の高い一品。あっさりとした食感で飽きのこない旨み、スッキリした甘みが広がり、和食にはもちろん丼料理や中華等にもピッタリです。出羽三山に囲まれる自然豊かな平野で育まれた山形県認証の特別栽培米。
山田ふぁーむさんの
青森県青森市産青天の霹靂
しっかりした食感でしつこくなく、上品な甘さ。シャッキリと炊き上がり粘りのバランスが良いため食べ飽きせず、おかわりを誘う味わいです。6年連続「特A」評価を取得している「青天の霹靂」です。
小野清満さんの秋田県横手市産
あきたこまち(特別栽培米)
肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さをお楽しみいただけるお米です。土づくりにじっくり時間をかけ、「あきたこまち」をどこまでおいしくできるかを追求しました。肥沃な土壌を連想させる香ばしい香りとじんわりと口に広がる甘さと旨みをお楽しみください。