お米を選ぶ際、新しい品種や産地ごとの特長など、多くの選択肢がありますが、皆さんは何を基準にしていますか?今日はお米のプロが、お米選びにおける重要なポイントをご紹介します。
日本各地の生産者から直接仕入れた新鮮なお米を手に入れる方法や、自分の好みに合った品種を見つけるコツなど、悩んでいる方に役立つ情報が満載です。食卓に新しい味わいを取り入れてみませんか?「ツナギ」なら、お米選びがもっと楽しくなります!
目次
「美味しいお米」とはお米の評価基準について
美味しいお米の定義は人それぞれ異なりますよね。そこで、日本全国で繰り広げられるお米コンテストの中から、お米の美味しさを測るいくつかの評価方法についてご紹介します。
米の食味ランキングの評価方法
「米の食味ランキング」とは、一般社団法人「日本穀物検定協会」が実施するものです。主な産地品種銘柄について同協会が定めた食味官能試験を基に評価が行われています。
この試験では、複数の産地で育ったコシヒカリをブレンドし、基準米として使用します。専門の食味評価員20名が「外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価」の6つの項目を評価し、ランク付けを行います。その結果、「特A」は特に優れたもの、「A」は優れたもの、「A’」は同等のもの、「B」はやや劣るもの、「B’」は劣るものとして5段階で評価し、ランキングとして発表しています。
参考:一般財団法人日本穀物検定協会「令和4年産米の食味ランキング」https://www.kokken.or.jp/ranking_area.html
米・食味分析鑑定コンクール
毎年11月〜12月頃に開催される米・食味鑑定士協会主催のコンクールは、新米の食味評価に焦点を当てた国際コンクールで、全国から集まった新米が審査され、金賞などが決定される大会です。このコンクールは1999年から開催され、昨年で25回目を迎えました。
昨年の第25回コンクールでは、出品数が約5,000件を超え、国内最大級のお米のコンクールになっています。「国際総合部門」をはじめ、「都道府県・海外地域代表 お米選手権」や「全国農業高校お米甲子園」など、最高栄誉を争う複数の部門があります。特に「栽培別部門」や「小学校部門」では、お米の特徴やこだわりに焦点を当てた審査が行われています。
参考:第25回|米・食味分析鑑定コンクールin津南よりhttps://www.syokumikanteisi.gr.jp/kon-25/kekka25.html
「美味しいお米」の選び方
味のタイプで選ぶ
まずは自分の好みのタイプを知ることから始めるのがおすすめです。
ご自宅で食べているお米や外食の時など、食べる時に少しだけ時間をかけ、そのお米がどんな食感か、どんな味わいかを見つめることで、好みの傾向が見えてきます。
ツナギでは分かりやすく「さっぱり派」「王道バランス派」「もちもち派」の3つに分類しており、そこから好みのゾーンを見つけ、品種を選んでみてください。
さっぱり派:ササニシキ、ハツシモ、はえぬき など
王道バランス派:コシヒカリ、にこまる、つや姫 など
もちもち派:夢ごこち、ミルキークィーン、ぴかまる など
産地で選ぶ
ご存じの通り日本は縦に長く、地域によって気候や土質が大きく異なります。また、地形や標高、水環境など様々な点において細かな違いがあり、全く同じ条件は存在しません。そのため、同じ品種であっても生産される地域によって食感や味が異なり、味のタイプで大分類した好みの傾向を軸に、さらに好みの味わいを深堀していくことができます。
例えば、代表的な品種であるコシヒカリでも新潟、長野、京都で下記のような傾向があります。(産年やさらに細かな地域区分で異なります)
新潟県産コシヒカリ:しっかりと濃密な粘り、やや柔らかめの粒感、甘い余韻
長野県産コシヒカリ:鮮烈な甘さ。土鍋で炊いたような芳ばしい香り
京都府産コシヒカリ:軽やかで上品なあまさ、飽きのこない優しい粘り
生産者で選ぶ
味のタイプ、好みの産地が見つかったら、次は生産者です。ツナギでは200軒ほどの農家さんのお米を産地直送で購入することができます。
大きな傾向は似ていても、同じ品種、同じ地域でも作り手によって仕上がるお米は十人十色。土づくりの手法や管理方法など、米作り全ての工程は生産者の考え方によって様々であり、当然収穫されるお米の味も異なります。また、生産者紹介のページでは米作りのこだわりや地域への想い、今後の夢など多くのストーリーが記されていますので、じっくりと読み込んで琴線に触れる生産者を探すのもおすすめです。
ツナギでは基本的に注文を受けてから精米・発送するため、スーパーなど小売店と違って鮮度を気にする必要はありません。
お気に入りが見つかるまでは、3〜5種類ほどお米を食べ比べて、好みのお米を探してみることが大切です。季節や料理に合わせてお米を変えてみるのもおすすめ。
今回ご紹介した3つのポイントを意識して、自分にピッタリのお米を探してみてはいかがでしょうか。
2024年ツナギ売れ筋年間ランキングbest5
コンクール米を多数扱うツナギの中で、2023年人気があったお米をランキング形式でご紹介します。美味しいお米を選ぶ時に参考にしてみてはいかがでしょうか。
【第1位】笠原農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ
香りもツヤもよい笠原農園のコシヒカリは、お試しで買われてリピートされるお客様が多く、ツナギでも大変人気があります。米食味分析鑑定コンクールでダイヤモンド褒賞を受賞した匠の作る逸品です。
【第2位】青木さんの山形県南陽市産
ミルキークイーン(特別栽培米)
鶴岡ごはん日本一最優秀賞受賞!青木さんのミルキークイーンはねっとりとした粘りが濃密で噛むほどに徐々に甘さが増していきます。粘り強いが喉越しは軽やかなお米です。
【第3位】黒澤ファーム(黒澤信彦)さんの
山形県南陽市産夢ごこち(特別栽培米)
農林水産大臣賞受賞!安土桃山時代から21代続く歴史ある農家。長年守り繋げてきた土地で代々継承してきた技を活かしてふっくらした食感と甘みが格別のお米を作っています。ぜひご賞味ください。
【第4位】遠藤五一さんの山形県
高畠町産コシヒカリ(特別栽培米)
日本に7人しかいないダイヤモンド褒章受章者!化学肥料不使用、農薬7割減栽培で、安心安全。ご飯だけで食べたくなる美味しさをぜひご賞味ください。
【第5位】桑原健太郎さんの新潟県
魚沼津南産コシヒカリ(特別栽培米)
第25回米・食味分析鑑定コンクール金賞!自然の恵みを存分に生かしながら、丹精込めて米を作ることを追求し続けてきた桑原さん。ダイヤモンド褒章を受賞した今でも気候の動向など研究と挑戦を続けています。
今月のランキングbest10
有機栽培米ランキングbest5
有機栽培(オーガニック米)は、禁止された農薬や化学肥料を使用しない栽培方法を指します。この栽培方法は手間がかかり、収穫量が制限されるため、スーパーマーケットなどの一般的な小売店では、有機栽培米が取り扱われている例が少ないのが現状です。ツナギでは、安心で安全な有機栽培米を提供するために、有機栽培にこだわる農家と直接契約しています。これにより、お米を生産者から直接消費者の食卓にお届けできるようになりました。有機栽培米の人気ランキングもご紹介しますので、ぜひご覧ください。
【第1位】フエキ農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ(有機栽培米)
一粒一粒ふっくら粘りがあるのが特徴。強い甘みと香りが口いっぱいに広がります。味・香り・粘りのバランスが良く、冷めてもおいしくお弁当にも相性抜群です。
【第2位】上和田有機米生産組合さんの
山形県高畠町産コシヒカリ(有機栽培米)
有機栽培米のパイオニアが作るコシヒカリ。食味を上げるため、同じ面積から余計に収穫量を上げず、さらに環境を守るため農薬や化学肥料に頼らず栽培したお米です。鼻に抜ける甘い香りが特徴的です。
【第3位】うおぬま小岩農園(小岩孝徳)さんの
新潟県魚沼市産コシヒカリ(有機栽培米)
流れる水は雪解け水のみ。混じりっけのない天水田で作るコシヒカリは、もっちりとした弾力と、噛むたびあふれる甘みをお楽しみ頂けます。
【第4位】金谷農場(金谷武志)さんの新潟県
上越市産コシヒカリ(従来・JAS有機栽培米)
米糠や籾殻、醤油粕等の、地域資源を活かした自家製堆肥をはじめ、こだわりの有機質肥料とミネラル肥料を贅沢に施しました。滋味豊かな、旨味がはっきりと口に広がるお米を作っています。
【第5位】ファームフレッシュヤマザキさんの
新潟県三条市産コシヒカリ(有機栽培米)
マガモによる除草を行い、無農薬無化学肥料の有機栽培にて生産しました。おかずなしでも旨みを感じるお米になっております。お米本来の味を感じられる逸品です。
玄米ランキングbest5
【第1位】フエキ農園さんの
新潟県南魚沼市産コシヒカリ(自然栽培米)
今ではごく一部の農家でしか栽培していない『幻』の従来型コシヒカリを自然栽培で作りました。無農薬・無化学肥料。有機肥料も一切使いません。一粒一粒ふっくら粘りがあるのが特徴。
【第2位】谷口農場さんの
北海道旭川市産ゆめぴりか(特別栽培米)
2023年11月開催「米-1グランプリinらんこし」にて金賞受賞。甘みがじゅわっと出て、喉越しもよく、しっかり余韻があり、もちもちとした粒感がとても良いお米です。
【第3位】佐藤ファーム(佐藤和久)さんの
山形県米沢市産いのちの壱(特別栽培米)
米・食味分析鑑定コンクール金賞受賞米。一般的なお米の1.5倍の超大粒なお米です。甘みと粘りが強く、食べ応えが抜群です!
【第4位】しつはらふぁーむさんの
石川県七尾市産農林48号(自然栽培米)
農林48号は病気に弱く栽培が難しいため生産量が次第に減少し、今では「幻のお米」とも呼ばれています。食味の良さと香ばしさが特徴のお米。甘い味と、ご飯のふわっとした香りが楽しめます。
【第5位】JAはくいさんの
石川県羽咋市産コシヒカリ(自然栽培)
世界農業遺産にも選ばれた里山里海の豊かな自然環境を生かし丁寧に作られたコシヒカリです。「はくい式自然栽培」は農薬や化学肥料を一切使用せず、自然の力、稲本来が持つ力だけで栽培しました。
ツナギ流!美味しいお米の炊き方の動画をツナギyutubeチャンネルにてアップしています。
ぜひ動画も参考にしてみてください。
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