お米の名産地をご紹介する「お米の名産地シリーズ」。
第2弾は古くから日本有数の穀倉地帯と言われる「山形県の庄内平野」をご紹介します。
【庄内平野について】
庄内平野は山形県北西部の日本海側に位置する平野です。周囲を鳥海山や出羽山脈などの山々に囲まれ、最上川の河口に開けた扇状地です。
かつて庄内平野は、奥羽地方のなかでも一大米産地として独自の発展を続けてきました。この地にはたくさんの米倉庫があり、なかでも有名なのは酒田市にある山居倉庫。明治26年に建設されたこの倉庫は、大規模な倉庫で年を追って栄えていきました。現在も倉庫として利用されています。
庄内平野で多く作られているお米の品種は、はえぬき、ひとめぼれ、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまち、どまんなかなどが挙げられます。
【庄内平野のお米がおいしい理由】
庄内平野は北に「出羽富士」と呼ばれる秀峰・鳥海山がそびえ、南には「山伏修行」の山として知られる月山をはじめとする出羽三山に囲まれています。また、最上川と鳥海山系を源とする日向川・月光川、月山山系を源とする赤川が流れており、これら主要河川を源とする農業用水路が整備されており、年間を通じて豊かな清流水を利用することができる点が挙げられます。
【庄内平野の生産者】
斎藤睦彦さん
日本有数の穀倉地帯庄内平野で専業農家を営むのが斎藤睦彦さんです。鳥海山や出羽三山などに囲まれ、山々から注がれる清涼な雪解け水が田んぼを潤してくれます。その自然環境豊かな地で、農薬・化学肥料の双方を削減し栽培した特別栽培米を作っています。斎藤さんが作るひとめぼれは、粒張りが良く適度な粘りと弾力があり、コシヒカリに引けを取らない食味があります。