お米の通販サイトでも最近よく見かける特別栽培米という記載。
今回はこのお米の特別栽培についてまとめてみたいと思います。
特別栽培米とは
お米づくりをする際の農薬の散布回数や化学肥料の投入量は、各自治体毎に基準が決まっています。この基準内に栽培することを慣行栽培といいます。特別栽培で作られたお米とは、農林水産省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に従って栽培されたお米のことで、各自治体が決めた慣行栽培のレベルから、農薬の散布回数と化学肥料の投入量がそれぞれ50%以下で作られたお米をさします。基準が明確になったことで、より消費者に分かりやすく栽培レベルと伝える事ができるようになりました。
お米袋には特別栽培はこう表示される
特別栽培米の米袋には「節減対象農薬:当地比7割減」とか「化学肥料(窒素成分):当地比9割減」といった表示がされます。
ちなみに「当地比」という表現がありますが、農薬の散布回数や化学肥料の使用量は各自治体によって違います。例えば、農薬の散布回数では、多いところでは北海道で22回、山形県では20回と規定されています。回数が少ないところでは、滋賀県で14回、長野県で12回となっています。同じ特別栽培米でも幅があると言えます。
まとめ
農薬や化学肥料の使用量がより少ないお米が自分としてはいいけれど、有機栽培米だとちょっと値段が高いかな・・・とお考えの方にはフィットする商品です。普段お使いの通販サイトやお米屋さんでお米をお買い求めの際に是非確認してみてください。