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お米コラム

こどもがご飯を食べてくれない…何でも楽しく、よく食べるこどもが育つヒント その4 ~できることから気楽に、気長に~

             

ご飯を食べる子ども

お子さんのいるご家庭の方々、毎日の食事の準備に片づけ、本当にお疲れさまです。
こどもの好き嫌いや、食べてくれない悩みはパパママの頭を悩ませるものですよね。でも、こどもはまだまだ食べる「練習中」!なので、気負いすぎず肩の力を抜いて、気長に、そして地道に、付き合っていきましょう!

 

気楽に構えて!できることからコツコツと。

親がどんなに食べてくれるように…と頑張ってみても、こどもはすぐには変わってくれません。頑張れば頑張るほど、ガッカリしたりイライラしそうになりますよね。そういうもの、とある意味開き直って、気楽に構えつつ、あきらめずできることから食習慣をつくっていけるといいですね。
では具体的に、日々できることをいくつか挙げてみます。

・おなかを空かせる、生活リズムを整える
→ごはんの時間にお腹が空いている状態に。食事をすることで心身が満たされる感覚を養う。3食+おやつ(補食)の時間帯を決めて、リズムを作る。

・お菓子や嗜好品との付き合い方を見直す
→甘いお菓子やスナック菓子、濃い味の食事など、やみつきになるものの影響は大きい。
本来繊細なはずのこどもの味覚も、お菓子や嗜好品に慣れると素材の味では満足できなくなっていきます。
特別なときだけにして、頻度を減らす。時間と量を守る。
日常的に与えている環境から修正するのは、最初はパワーが必要だと思いますが、慣れれば日常的に泣きわめいてそればかり欲しがることが減り、結果パパママも楽になるかもしれません。

・食事に集中できる環境づくり
→テレビは消す、周りに気が散るものを置かない。座る姿勢、使う道具が食べやすいものになっているか、確認。
「いただきます」で食べはじめ、お腹がいっぱいになって遊び食べし始めたら切り替えて「ごちそうさま」で終了する。ダラダラ食べさせない。

パパと野菜を切る子ども
・苦手な食材にふれあう
→スーパーで見つけてカゴに入れてもらう、洗ってもらう、切ってみてもらうなど、食べられなくてもOKなので、ふれあう機会を作って、親しませる。目にする頻度を増やし、少しずつ慣れてもらう。

・わが子が好きな味付けや料理法を見つける
→好きな味付けで新しい食材や苦手な食材への抵抗感を減らす。苦手な食感、調理法などを見極めて出し方を変えてみる。
食べないことに意識を向けすぎず、好きを探す、慣らしていくという意識で前向きにトライ。

・親子で一緒に食を楽しむ
→親も一緒に食卓につき、おいしそうに食べる。会話を楽しむ。こどもにつきっきりだと、監視され続けているようで、プレッシャーも大きいので、食べさせることだけに集中しないように注意。
食事の時間は楽しい、という実感が、長い目でみて効果的です。

・前向きな明るい言葉がけ
→早く食べなさい⇒競争しよっか、よーいスタート!
全然食べてない、食べないとダメ⇒ボクも食べてよぉ~って〇〇(食材)が言ってるねぇ
一口しか食べてないじゃない⇒一口食べてすごーい!ママ嬉しい!もう一口食べられる?
など。“怒られてばかりの食卓”のイメージから、親子の楽しいコミュニケーションの時間に。

もちろん、できる日もあればできない日もあります。うまくいけばラッキー!うまくいかなくても、心がけるかどうかで全然違うと思うので、あきらめず気長に、コツコツ続けられるといいですね。

ゴールは「好き嫌いのないこと」…?

好き嫌いは、ないに越したことはないかもしれません。しかし、食べられないものがあったとしても、大丈夫。
最終的には、食を知り、楽しみ、自分で健康的な食生活を選んでいける子になってくれたらうれしいですよね。
長い人生、生きていくために必要不可欠な食事の時間が、楽しく、充実したものになるように願って、今しかない子育ての時間をより楽しめますように!

ツナギでは、選りすぐりの生産者がこだわりを持って育てた、おいしいお米をたくさん紹介しています。
同じお米でも、産地や品種が違うと、味や香りが違うもの。ぜひ、お子さんと一緒に、お気に入りのお米を見つけてくださいね。
自分で選んだお米だと、ごはんの時間が楽しみになるかもしれません♪

 

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編集者プロフィール

矢田 規子 / 管理栄養士

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスタイリスト 大学時代より栄養について学び、管理栄養士国家資格を取得。デパ地下で野菜を中心とした惣菜店を展開する企業を経て、フードコーディネーターのアシスタントを務め、料理撮影やTV・動画のフードコーディネート、料理講師など幅広く経験を積んだ後、独立。 栄養学の知識を活かしたメニュー開発や、料理撮影、スタイリングなどを行う。 二児の母で、離乳食や幼児食の大切さを日々実感中。 食の楽しみを第一に、日々の少しの工夫で健康も目指せることを大切にしている。

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