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お米コラム・お米レシピ

心もからだもととのう!発芽玄米がおすすめの理由 その3 ~自家製も可能!発芽玄米の作り方~

             

過去2回のコラムにわたって、発芽玄米の栄養価の高さなどをご紹介してきました。そんな素晴らしい発芽玄米ですが、実は、意外と簡単に、自分で作ることもできるんです!
ぷくっと発芽する様子は、お米の生命力を感じられ、自分で発芽させることで愛着が湧きます。
簡単なので、お子さまと一緒に作って、食育の一環にするのもオススメですよ♪

発芽玄米イメージ

発芽玄米の作り方

用意するもの

お好みの品種の玄米
2合
常温の水
玄米がしっかり浸かる程度

作り方

❶ 玄米を洗米した後、ボウル等に入れる。玄米がしっかり浸かるくらい、常温の水を注ぐ。
※気温が低い冬は、30℃程度のぬるま湯に浸水すると発芽しやすい。ただし、温度が高すぎると発芽しなくなるので要注意!

❷ 時間が経つと水が少し濁ってくるので、約4~12時間ごとに水を取り替える。気温が高い夏場は特に、雑菌が増えやすく、発芽臭も生じるので、こまめに水を替える。
※発芽には酸素も必要なので、水を替えながら玄米を空気に触れさせるとgood!ボウルにザルをかまして玄米を入れておくと、水が替えやすいです。

❸ 玄米の胚芽のところが、ぷくっと少し尖るように数ミリ膨らんできたら、発芽玄米の完成!しっかり洗って水気をきる。
【発芽までの目安:夏 半日~2日、冬2~3日】
※全ての玄米が発芽していなくてOK。発芽させすぎに気を付ける。発芽し始めるとどんどん発芽が進むので、すぐに炊かない場合は蓋つきの容器で冷蔵保存。または、1回分ずつジップロックなどに入れて冷凍保存。

たったこれだけです!お水を替えるのがひと手間ですが、実にシンプルです。
はじめてチャレンジする場合は、2合くらいの少量でトライしてみてください。コツがつかめてきたら、まとめて作って冷蔵or冷凍保存しておくと便利ですよ。

関連記事→心もからだもととのう!発芽玄米がおすすめの理由 その2 ~高い栄養価~

 

発芽しない場合は…?

数日浸水しても玄米が発芽しない場合、いくつかの理由が考えられます。

水温、気温が低すぎるor高すぎる

発芽に最適な温度は30度程度なので、水温・気温の低すぎる冬場は発芽しにくくなります。また、浸す水の温度が高すぎると、発芽に関与する酵素の失活などが原因で、芽が出なくなってしまうので注意が必要です。

酸素が不足している

発芽には水だけでなく、酸素も必要です。水にも酸素が溶け込んでいるのですが、ラップやタッパーなどの蓋をして浸水していたり、水を替えず酸素が足りなくなったりすると、芽が出ない場合があります。

胚芽の発芽機能が失われている可能性

玄米収穫後、高温で乾燥させたことにより、芽が出ない場合があります。一般的に、乾燥方法までは記載がないため、選別するのは難しいですが、原因のひとつであると思われます。

発芽しないからといって長く浸水しすぎると、雑菌や臭いによる劣化の恐れがありますので、注意しましょう。

自家製発芽玄米のメリット

①価格

自分で発芽玄米を作る1番のメリットは、市販されている発芽玄米より、安く発芽玄米を食べることができる点ではないでしょうか。
市販されている発芽玄米は、玄米を発芽させた後、保存性を高めるために再度乾燥させる工程を経ています。当然手間暇がかかる分、価格も少しお高めに設定されています。毎日食べる主食なので、価格を抑えられると嬉しいですよね。

②味

市販されている発芽玄米は、白米や玄米に比べると種類もかなり限られています。そのため、自分の好みの味のもの出会うのが難しかったり、逆に気分に合わせて味変するなどが難しい場合も。玄米から自分で作れば、選択肢も増え、味の幅も広がります。

③安心

スーパーなどで手に入る発芽玄米は、どんな玄米を使っているのか詳細が分からないことも。玄米にこだわって自分で発芽させることで、安心かつ、栄養価もアップさせることができます。

プロがこだわって作った発芽玄米はおいしくて便利!

とはいえ、やっぱり米作りのプロが作った発芽玄米は、おいしいのでぜひ試してみていただきたいです。
扱いやすく、便利さも兼ね備えた発芽玄米。自家製玄米との味比べも楽しそうですね!
ツナギでは、安心安全なこだわりの発芽玄米をご紹介しています。

オススメの玄米と発芽玄米

オススメの有機玄米▼

(玄米)林田良成さんの熊本県球磨郡産にこまる(有機栽培米)

林田良成さんの
熊本県球磨郡産にこまる(有機栽培米)

日本三大急流の一つ、球磨川上流域の豊かな水と、球磨盆地の昼夜の寒暖差が大きい気候で育てられた有機栽培のにこまるです。農林水産省で規定する有機JAS規格の認証を受けています。2kgから注文できるので、玄米初心者の方も安心してはじめられます。

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ヤマチョウ(佐々木大作)さんの秋田県にかほ市産あきたこまち(自然栽培米)

ヤマチョウ(佐々木大作)さんの
秋田県にかほ市産あきたこまち(自然栽培米)

自然豊かな美しい環境で、育苗土から手作り、肥料、農薬、除草剤、を使わず丁寧に育てました。心から安心して食べられるものを届けることを第一に考え、全て自然栽培で米作りをしています。香ばしい香りと、まろやかな味わいをお楽しみください。2kgから注文できます!

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オススメの発芽玄米▼

萱森農園(萱森教之)さんの新潟県加茂市産「発芽玄米」(600g)

萱森農園(萱森教之)さんの
新潟県加茂市産「発芽玄米」(600g)

新潟産植酸栽培コシヒカリと新潟産うるち米のブレンド玄米を自社工場で発芽させました。 ふっくらプチプチ食感をお楽しみください。発芽玄米はとても栄養価が高く、一般的に糖質の吸収バランスを調整してくれることや、美肌効果にもつながると言われています。

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粋き活き農場さんの秋田県大潟村産 籾発芽玄米「芽吹き小町」1kg

粋き活き農場さんの
秋田県大潟村産 籾発芽玄米「芽吹き小町」1kg

長年有機・無農薬栽培を続けている粋き活き農場が作る籾発芽玄米です。もみから発芽させた有機発芽玄米は、 栄養価だけでなく美味しさが自慢です。通常の発芽玄米と比べ籾から発芽させた玄米の、ギャバは約2倍にもなります。白米2合に対し100gを混ぜて3合分の水で炊飯すると美味しく炊くことができます。

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編集者プロフィール

矢田 規子 / 管理栄養士

管理栄養士/フードコーディネーター/フードスタイリスト 大学時代より栄養について学び、管理栄養士国家資格を取得。デパ地下で野菜を中心とした惣菜店を展開する企業を経て、フードコーディネーターのアシスタントを務め、料理撮影やTV・動画のフードコーディネート、料理講師など幅広く経験を積んだ後、独立。 栄養学の知識を活かしたメニュー開発や、料理撮影、スタイリングなどを行う。 二児の母で、離乳食や幼児食の大切さを日々実感中。 食の楽しみを第一に、日々の少しの工夫で健康も目指せることを大切にしている。

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