蒸し暑い季節、あまり食欲がわかない…という夏バテ気味の方も多いのでは。
さらりと冷たいお茶漬けは、そんなときにも食べやすくておすすめです!
お茶漬けのルーツである「湯漬け」は、歴史上の人物が愛した記録が残っており、
足利義政はお酒に酔った後に、織田信長は出陣前に勝負飯として湯漬けを食べていたそうです。
更に歴史をたどると、平安時代には暑い時期に「水飯(すいはん)」(=ごはんに冷水をかけて食べる水漬け)を食べていたそう!
現代のお茶漬けといえば、温かいお茶やお湯、お出汁などをかけて食べるものというイメージがありますが、夏に冷たい水やお茶でごはんを食べる文化は昔からあったのですね。
今の時期にぴったりの、夏バテを撃退する冷やし茶漬けの作り方をご紹介します♪
最初は丼として食べ、途中で冷たいお茶を加えてお茶漬けにするのもいいですね。
漬けかつおの山かけ冷やし茶漬け
作り方
調理時間:約20分
材料(2人分)
- ごはん
- 適量
- かつお(刺身用)
- 1柵(カット済なら1~2パック)
- (A)酒
- 大さじ1
- (A)みりん
- 大さじ1
- (B)しょう油
- 大さじ3
- 大和芋(または長芋)
- 7~8cm程度
- お好みの薬味(刻んだ大葉、ねぎなど)
- 適量
- わさび
- 少々
- 冷やした緑茶
- 適量
作り方
❶ 耐熱容器に(A)を入れ、600Wの電子レンジで様子を見ながら40~50秒ほど加熱し、アルコールを飛ばす。やけどしないようそのまま粗熱をとり、(B)のしょう油を加える。
❷ かつおの刺身に❶の漬けダレをまわしかけ、15分以上冷蔵庫で味をなじませる。
❸ 大和芋をすりおろす。
❹ 器に、ごはん、とろろ、漬けかつお、お好みの薬味とわさびを盛る。
❺ 冷やした緑茶をかけていただく。
ここがポイント!!
かつおをヅケにすることで、気になる生臭さをカバーし、ごはんに合う濃厚な味わいになります。
かつおの代わりに、まぐろでも作れますよ。
漬けダレを作る際、酒とみりんのアルコールを飛ばしますが、電子レンジで加熱しすぎると、突沸が起こりやけどの原因になることがありますので十分注意してください。
あれば長芋よりも大和芋のほうが、粘りが強く、お茶漬けにしても水っぽくなりにくいです。
かつおには、夏バテ予防に有効な、たんぱく質、ビタミンB群、鉄分、タウリンなどが含まれています。
また、滋養強壮食材としても名高い大和芋や長芋をすりおろして山かけにすることで、消化を助けて疲れた胃腸にやさしいメニューです。
ごはんは炊き立てでなくてOK!ごはんは、一度冷ますことで、食物繊維と同じような働きをするレジスタントスターチが増え、腸内環境を整えたり、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。
緑茶にも、殺菌効果や血糖値の上昇を抑えるカテキンや、かつおの鉄分の吸収を助けるビタミンCが含まれていますよ。
火を使わず、手軽に作ることができますので、ぜひ作ってみてくださいね。
冷やし茶漬けにおすすめのお米
下村ファームさんの佐賀県佐賀市産夢しずく
ハリがあり、粒の輪郭がはっきりとした夢しずくです。佐賀平野の屋根と云われる脊振山系の清らかな水と肥沃な土壌で栽培されている希少品種「夢しずく」。粘りもあるがほどよく、喉越しも良いお米です。
ヤマチョウ(佐々木大作)さんの
秋田県にかほ市産あきたこまち(自然栽培米)
鳥海山の麓の自然豊かな美しい環境で、肥料、農薬、除草剤を使わず丁寧に育てました。心から安心して食べられるものを届けることを第一に考え、全て自然栽培をしています。香ばしい香りと、まろやかな味わいをお楽しみください。
若井農園(若井康徳)さんの
滋賀県蒲生郡竜王町産にこまる
田んぼ毎に個別管理を徹底し、丁寧に育てました。若井さんのにこまるは、大粒でハリのある外観でインパクトがあります。噛むたびにしっかりと甘さを感じ、輪郭がはっきりとしているため舌触り、喉越しもよいお米です。