今年も季節が巡り、新米に心が躍るシーズンがやってきました。
お米が炊けるやさしい香りが部屋いっぱいに立ち込めると、逸る気持ちを抑えながらその瞬間を待ちます。「赤子泣いても蓋取るな」と言われるように、蒸らしの工程はじっと我慢。
時が熟していざ、そっと蓋を開けた瞬間、ふわっと立ち上る湯気の奥から姿を見せる、ぴかぴかと輝く新米。
その美しさと、神々しい白さに、感嘆のため息…。新米ならではの瑞々しさと甘味は、この上ない口福です。日本人なら誰しも、新米シーズンは特別だと思いますが、近年の異常気象に加え、米不足が叫ばれる中で迎える今年の新米は、ありがたみが身に沁みますね。
おすすめのお米
若井農園(若井康徳)さんの
滋賀県蒲生郡竜王町産にこまる (化粧箱入り)
大粒でハリのある外観はインパクトがあり、噛むたびにしっかりと甘さを感じる口福なお米です。贈答用の化粧箱に入れてお届けいたします。(熨斗対応可能)
お米の美味しさ引き立つ!牛しぐれ煮
作り方
調理時間:約20分
材料(2〜3人分)
- 牛肉こま切れ(切り落としや薄切り肉でも)
- 200g
- 生姜
- 20g
- 白ネギ
- 1/2本
- (A)酒
- 60ml
- (A)みりん
- 60ml
- (A)しょう油
- 大さじ1・1/2
- 薬味、七味唐辛子など
- 適宜
作り方
❶ 牛肉は大きければ食べやすい大きさに切る。生姜はせん切り、白ネギは斜め薄切りにする。
❷ 牛肉をサッと湯通し(霜降り)する。鍋に水を入れて火にかけ、ふつふつと沸騰する手前になったら火を止める。牛肉を加えて箸でやさしくほぐしたら、まだピンク色の状態で手早くザルに上げておく。
❸ 鍋またはフライパンに(A)を入れて火にかけ、半量くらいまで水分を飛ばしながら煮詰める。
❹ 白ネギ、牛肉の順に加え、やさしく全体を混ぜながら煮る。
❺ 生姜を加えて煮絡め、器に盛る。お好みで薬味や七味唐辛子などを添える。
ここがポイント!!
牛肉を湯通しするのは、余分な脂やアクを除くため。沸騰した湯でグツグツと煮てしまうと固くなるので、低めの温度でサッと湯通しします。
肉は長時間煮ると、固くパサつくので、煮汁をあらかじめ煮詰めてからお肉を加えてしっとり仕上げます。
生姜は細くせん切りにし、仕上げに加えて爽やかな辛みのアクセントを残しています。せん切りが太くなってしまった場合や、生姜の辛みが苦手な場合は、最初に加えて煮ても良いです。
しぐれ煮は、細長くせん切りにした生姜を「時雨(しぐれ)」に見立てたことが名の由来のひとつだそう。
冷めてもおいしいしぐれ煮は、あらかじめ作っておけるので、ごはんの炊きたての瞬間を逃さずいただけますよ!
おすすめの新米
若井農園(若井康徳)さんの
滋賀県蒲生郡竜王町産ミルキークイーン
昔から米づくりが盛んな地域で代々米づくりの技術を継承し、よりよいお米になるよう、改良を重ねています。田んぼ毎に個別管理を徹底し、丁寧に育てました。
小田々善重さんの
高知県南国市産コシヒカリ
物部川水系の清らかな水を使い、丁寧に味の良いお米に仕上げることを意識して栽培しました。米・食味分析鑑定コンクール「早場米部門」において金賞を受賞。全国トップクラスの早場米コシヒカリをぜひご賞味ください。