主穂営農
主穂営農(奥村 知己)岐阜市柳津町
海無し県の岐阜だからこできる山々と清流に囲まれた米作り
岐阜県は日本のど真ん中「海なし県」としても知られ、 戦国武将、信長公が天下布を描いた地。 面積がとても広く、濃尾平野から日本アルプスまで標高差があり、三つの大きな川、木曽三川が流れ、山々と清流に囲まれた地域です。まだまだ現役の父と二人三脚で稲作と向き合い、「ハツシモ」という全国にあまり流通しない品種を栽培しています。
米作りはパッション。アフロヘアーで挑む大粒の米作り
米作りはパッションだと語る奥村さん。毎日、田んぼ全体を見渡し、稲たちの顔をみる。稲のパッションを感じとって、適切な対処をしてあげることが大切といいます。
また、ストレスを与えないように、まずは自分が農業を楽しんで、笑顔で稲と向き合うこと。一つ一つの作業を楽しくやる方法を考えることが、稲がのびのびと育つ理由のひとつになっている、と笑顔で語ってくれました。
特にこだわっているのは選別。大粒のものを揃えて口当たりが良くなることを意識しています。
大粒でもちもち。希少品種「ハツシモ」を守り繋げる。
奥村さんが作る「ハツシモ」という品種は大粒で、比較的さっぱりとした味わいの中にじゅわっと滲み出るほのかな甘味が感じられます。代々受け継がれてきた原種の希少品種なので、大切に作り続けていきたい。日本中の多くの方に食べていただき、岐阜の美味しいお米=「ハツシモ」を知ってもらうことが一番の目標と語ってくれました。