さくさく村
さくさく村富山県南砺市
絶品おにぎりに。冷めてもおいしい「医王の舞」
富山県南砺市の西南に位置する“福光”。石川県との県境に県立自然公園に指定されている医王山があり、中央には小矢部川が流れる。毎年7月にある約300年前から続く「ねつおくり」では、病害虫の被害を防ぐとともに農作物の豊作を願う行事が行われる。古くから農耕作が盛んな自然豊かな地域だ。
堂々とたたずむ医王山にちなんで名付けられた「医王の舞」は、光沢、香りがあり、噛めば噛むほど美味しい。「おにぎりにすると、違いがはっきり際立つ」と、冷めてもおいしいのが特徴だ。お米の細胞が緻密なため、時間がたっても劣化が少なく、品質が落ちにくい。「医王の舞」は、平成12年から参加した全国最大のお米コンクールである「米・食味分析鑑定コンクール」において8回の入賞。静岡県主催の「全国のこだわり米食味コンクール」においても入賞している。
毎年改善されていく、おいしさと安全へのこだわり
さくさく村では、お米がおいしくなる、稲にあった環境づくり、稲にストレスを与えない管理を行なっている。安定したおいしさのために、いわしエキス入り有機質肥料などを中心に、土壌診断に基づいた土作りを行なっている。また安心・安全のために、除草剤1回以下、殺菌剤・殺虫剤0回を基本とした、農薬や除草剤の使用を極力押さえた方法をとっている。そのため残留農薬の分析結果では、「医王の舞」の残留農薬はゼロだ。
また収穫したお米は「冷蔵保存」によって、おいしさと品質を1年間保っている。お米がおいしくなる条件を日々研究し、毎年食味が向上すること、どの生産者のお米でも、どの田んぼのお米でも、おいしいお米が毎年安定して収穫できるよう全力で努めている。
食べる人と作る人が共に繁栄する農村へ
「さくさく村とは、作り続ける。企画する。創る。自然の恵みに感謝する。農村空間の創造を意味する。さくさく村の理念は、“いのち生命ある「食」のおいしさを伝えること”。「安全・安心」で、豊かな農業の創造と、経営(収益)・子孫(後継者)・環境を考慮した持続可能な農業の実現に事業を通じ寄与すると共に、食する人の健康と幸福に貢献し続けている。
食する人のために農作物の安全確保することはもちろんのこと。さくさく村では、生産者が喜びを感じ、健康ですこやかな、ゆとりある暮らしを創造し、生産者のだれもが豊かに暮らすことができる農業社会を目指している。
食べる人と作る人が共に繁栄する農村へ。さくさく村の向上心は日々続いている。