大嶋農場
大嶋農場茨城県筑西市

茨城県筑西市で300年間続く農家
江戸時代から300年間、筑波山を東に仰ぐ茨城の筑西地方で代々稲作を続けている大嶋さん。豊かな自然環境を守り、収量より質と味にこだわりを持って有機栽培米を作っています。大嶋さんは東京農大を卒業し、現在は全国各地から大嶋さんの農業を学ぶ為に20代の若者も5名勉強しています。後継者不足、高齢化などとても考えられない笑顔と若さがあふれる農場です。

田の草対策は米ヌカ散布で
有機栽培で大変な事の一つに除草作業があります。稲の生育を邪魔するヒエや草などがどうしても田に生えてきてしまいます。大嶋さんはその対策として米ヌカを散布して稲以外の草の生長を食い止めて稲の生育を守る工夫をしています。それでも取りきれないものは、手作業で一本一本除いています。

沖縄産「雪塩」と国産ハチミツが旨味につながる
大嶋さんは食味の向上を目的に田に塩やハチミツも散布しています。意外に思われますが、ミネラル豊かな天然塩や光合成を促進すると言われているハチミツが米の旨味の向上につながると考えて実施しています。
既存のやり方に捉われず、常に新しい方法を開発し挑戦し続けている農家さんです。大嶋さんは「食味は食べる人の好みで判断されることもあるので、一概にこれが美味しいとは決められない。だから、自分が自信のもてる納得のいく米づくりをした上で、食べた方が美味しいと喜んでくれる声を聞きたい」と語っている。