株式会社SEED(畑田哲也)
株式会社SEED(畑田哲也)北海道雨竜郡
広大な面積でも手を抜かない心意気
畑田さんの圃場は石狩平野の北端である北空知地域に位置し、新千歳空港からは車で2時間ほど。人口は約2,400人の小さな町ではありますが、「日本の米づくり百選」に選ばられたこともあり、町の総面積の70%は農地という、北海道でも有数のお米の産地です。畑田さんの圃場は66haはあり、東京ドームで換算すると約14個分。「なぜこんなに美味しいの?」とお客様からいただいた言葉が忘れられず、家業を継ぐことを決意し、愚直に農業に向き合う日々。お客様の笑顔のために、広い面積でも決して手を抜かないと力強く語ってくれました。
小さい積み重ねが作るお米の味
畑田さんが最もこだわってるのは「適期作業」。稲の生長に合わせ、その時に必要なことをしてあげる。その小さい積み重ねが美味しいお米作りに繋がるといいます。また、秩父別町は冷涼な気候のため、比較的健やかに育つため、農薬の使用量も必要最低限に抑えて栽培しています。肥料にも独自のこだわりがあり、魚などを原料としたアミノ酸補給することで、稲の光合成を促進させ、栄養をたっぷりと蓄えるための工夫をしています。
手を抜かず、喜んでもらえるお米を作る
広大な面積のため、雑草との戦いは本当に苦労し、時には自ら手で雑草を取りにいくこともあるといいます。畑田さんは、生まれ育った秩父別の農業を守るため、後継者の育成にも力を入れ、これまで培ってきたノウハウを惜しみなく次世代へ繋いでいます。食べてくれた全員に喜んでもらえるようなお米を作りたいという夢があり、これからもお米を作り続けたいと話してくれました。