武山農園(武山昌彦)
武山農園(武山昌彦)北海道上川郡
極寒の地が生み出す、お米の旨味
武山農園さんの圃場があるのは旭川から車で1時間ほど北に走った北海道上川郡剣淵町にあります。東六線川と剣淵川に挟まれた地区であり、川沿いの肥沃な大地が広がっています。冬はマイナス30度にもなる豪雪地帯ですが、夏はしっかりと太陽の光が降り注ぎ、36度になることもあります。しかし、9月になると一気に冷え込み、朝は5度以下になることもあると言います。この寒暖差と北海道の大地が味わい深いお米を作り出します。
自ら土壌診断を行い、土と会話しながらの土作り
慣行栽培ではありますが、できるだけ農薬を使わないように心がけ、常に稲の観察・チェックを欠かすことはなく、その時期その時期で適切な管理をしています。毎年気候が違うため、毎年が勉強で、美味しく育てるにはどうしたらいいかをしっかり考え、自ら土壌診断を行い、田んぼの土の状態をチェックしながら適切な土づくりをしています。また、お客様に安心してお召し上がりいただくため選別作業にも手を抜くことはなく、異物を取り除く色彩選別機を2回通しています。
面積や収量ではなく、クオリティをもっと上げたい
小さい頃から農家を継ぐことを心に決め、24歳で就農した武山さんは、手を掛けた分だけ品質が良くなる米作りが自分の性格に合っている言います。丁寧な米作りを続けてきた武山さんは「第15回あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストin庄内町」で優良金賞を受賞しました。また、「第10回米-1グランプリinらんこし」ではゆめぴりか、ゆきさやかが銅賞を受賞。ハリと粒感があり、毎日食べても飽きないお米を目指し、より多くの方に喜んでいただけるように、面積は増やさずクオリティをもっと上げていきたいと笑顔で話してくれました。