仙次郎はさがけ米
仙次郎はさがけ米新潟県新発田市
アートのように魅せる米作り
仙次郎はさがけ米さんの田んぼがあるのは、新潟県新発田市切梅。二王子岳からの清らかな水が肥沃な土地に流れ込む、四季のはっきりした地域です。屋号にある通り、1番のこだわりは「はさがけ」全てのお米を昔ながらの天日干しで仕上げていること。この地で生まれ育ち、50年以上米作りを続ける菊田達夫さんを中心に、想いを共にするメンバーと昔ながらの「はさがけ」を魅せるエンターテインメントとして愉しんでいただくことで、街や人との有機的な繋がり生み出しています
この道50年の熟練の技
魅せるだけではなく、栽培においてもこの道50年の熟練の技が光っています。どうすれば美味しくなるのかをとことん追求し、肥料を田んぼの状態に応じて使い分け、土を豊かにすることを心がけているといいます。また、有機質肥料をベースとし、農薬を一切使わない人にも環境にも優しい米作りにもチャレンジしていると話してくれました。天日干しは全てが手作業になるため、非常に手間のかかる作業ではありますが、お日様の力でゆっくりと仕上げることで香り高くまろやかな甘みのお米になるといいます。
農業の新しいカタチ
アートのように組み上げた「はさがけ」は40箇所以上に増え、今では地元の方だけではなく、遠方から観光として訪れていただけるきっかけになっているといいます。衰退していく農業を目の当たりにし、地元で何かできなかとの想いからスタートしたプロジェクトが、作るだけ、売るだけではない新たな農業のカタチを体現しています。仙次郎はさがけ米さんでは、農を軸に地域で世代間を超えたコミュニケーションを創り、人を巻き込みながら街全体を盛り上げるモデルを全国に広げていきたいと話してくれました。