すがむら農園(菅村健徳)
すがむら農園(菅村健徳)北海道石狩郡
風が吹き抜ける広大な石狩平野
すがむら農園さんの田んぼがあるのは北海道石狩郡当別町。広大な石狩平野には常に風速5mほどの風が吹き、石狩川の豊富な水が流れ込む自然豊かな地域です。代表の菅村さんは、24歳の時に家業を継ぐことになり、まずは知識を深めるためとにかく勉強をはじめ、自然栽培の第一人者である木村秋則氏の本を読み、こういう作り方なら自分もやりたいと決意したといいます。農薬や化学肥料を使わない米作りをスタートさせ13年。有機JAS、自然栽培でななつぼしを作っています。
毎日食べるものだから、農薬は使わない。
菅村さんが一番大切にしていることは「健康」。まずは自分と家族がしっかりと安心できるものを作って、お客様に販売することが何よりも大事だといいます。健康を追求していくため添加物や薬学、放射能など様々な分野で学びを深め、幅広い視点を得ることで安心な米作りを追求しています。また、有機JASの田んぼには動物性の堆肥を使わず、植物性の有機肥料をベースに土づくりをしています。農薬を使わないため雑草の対策には非常に苦労しているといいますが、毎日食べるものだから指針を変えることはないと話してくれました。
未来を担う子どもたちの健康を作っていきたい
菅村さんが作る稲は普通の稲の生長は大きく異なるといいます。特に自然栽培の稲は、ゆっくりと根が張り、強く生長していくため天候の変化に負けず、病気にも強く、健やかに育ちます。自分と家族の健康のためを想いスタートさせた農薬や化学肥料を使わないお米はリピーターも増え、中にはアレルギーでお米が食べられないお客様も菅村さんのお米なら食べられると嬉しい言葉をもらったことがあるといいます。夢は学校給食で自然栽培のお米を使ってもらうこと。これからの未来を担う子どもたちの健康を作っていきたいと話してくれました。