米シスト庄内
米シスト庄内山形県東田川郡
米どころ庄内の恵まれた環境
米シスト庄内さんの田んぼがあるのは山形県庄内町。鳥海山・出羽三山に囲まれ、清らかな雪解け水は最上川を通して田んぼに流れ込みます。山形県随一の平野「庄内平野」は古くから日本有数の穀倉地帯として日本の食卓に恵を届けてきました。米シスト庄内さんでは100haを超える広大な面積で「つや姫」や「雪若丸」を中心に米作りをしており、その全てが特別栽培。山形県からの認証だけにとどまらず厳しい自社基準を設け、美味しさだけではない身体にも自然にも優しい米作りを目指しています。
独自の技術が作る日本で唯一の加工品
米シスト庄内さんを語る上で欠かせないのが「かりんとう」。お米を作る農家だからこその視点を生かし、お米の魅力をさらに広げるための加工品づくりに力を入れています。自社工場で作られる「かりんと百米」は、日本で唯一のグルテンフリーのかりんとう。小麦を一切使用せず、自社製造のお米を製粉した「米粉」、自社精米所から取れた米糠を利用した「米油」を使うなど徹底した努力により、米シスト庄内さんにしかできない「かりんとう」ができたといいます。先を見据えた商品作りは、地域を支える柱としてお米の新しい利用価値を生み出し、全国から愛される商品となりました。
お米の未来を作る田んぼとの繋がり方
お話を伺った佐藤さんは、加工品作りだけでなく、自分の田んぼで取れたお米が一番おいしいとの着想から生まれた、面積単位の新しい契約栽培「MYPADDY YAMAGATA」を実施するなど次々と新しい取り組みにチャレンジしており、山形庄内から米の未来を切り開いています。佐藤さんは、気持ちよく食べられるかが大事であり、農家や田んぼとの距離が近いほどお米は美味しくなるといいます。もっと根底にある人と人の繋がりが、味わい深さを作り、それがお米の価値になると話してくれました。