平農園(平一晃)
平農園(平一晃)山形県南陽市
美味しいものが取れる恵まれた産地
平農園さんの田んぼがあるのは、山形県南陽市宮内。山々に囲まれた置賜盆地が広がり、お米だけでなく、牛肉や果物など、美味しい食材がたくさんある農業が盛んなエリアです。盆地のため寒暖差がしっかりとあり、気候、土、水に恵まれた地域であり、昔から味のよいお米ができる地域と言われています。平農園さんでは13haほどの圃場でつや姫や雪若丸、ひとめぼれ、コシヒカリなどのお米を栽培しているほか、リンゴやサクランボなど果樹の栽培にも力を入れています。
一つ一つ丁寧に手間ひまかけた米作り
平さんが大切にしていることは、手間をかけて一つ一つの作業を細かく管理していくこと。機械作業も多く、手を抜こうと思えば、楽に米作りをすることもできますが、それではお客様に喜んでいただけるお米を作ることはできません。強くしっかりと根が張った苗を作るところから始まり、耕起、代かき、田植え、水管理と試行錯誤しながらも基本に忠実に適切な管理をすることを心がけています。また収穫後も休むことはなく、すぐに翌年の土づくりが始まります。平さんは米作りを始めた当初から農薬や化学肥料を減らした栽培を続けており、美しい自然に配慮した米作りをしています。
技術力向上に繋がるチャレンジ精神
始めた当初は5haほどの面積でしたが、高齢化の影響もあり年々任せられる面積が増え、これからもまだまだ面積が増えていくといいます。その分苦労も増えますが、種まきから手をかけて管理作業をして理想の稲姿になってきた時の喜びは何ものにも代え難いと話してくれました。平さんは、さまざまな品種を作付けしたり、試行錯誤を繰り返しながら新しい手法を取り入れたりと、とにかく新しいことにチャレンジすることが好きだといいます。これからもお客様に喜んでいただけるお米を作れるよう丁寧な作業を心がけ、安定して美味しいお米を作っていきたいと話してくれました。