山間屋
山間屋高知県四万十市
別格の美しさを誇る四万十川の恵
山間屋さんの田んぼがあるのは、高知県四万十市西土佐エリア。四万十川の中流域に位置し、本流よりも圧倒的に水質が良いとされる5つの支流から水を引き、山間の静かな田んぼで米作りをしています。四万十川の支流には天然の鮎や鰻、川海老などが生息し、その美しさは言うまでもなく透き通った涼やかなブルー。夏はしっかりとした暑さがありながらも夜間の温度は低く、豊かな自然と吹き抜ける穏やかな風が健やかな稲を育てます。
良いものを作るための細かな管理
山間屋さんは約20年前に代表の中脇さんのお母様が立ち上げた組織であり、お米をはじめ、地元の食材を活かした加工品などを製造・販売しています。お米は地域の農家さんと協力しあいながら栽培基準を検討し、農薬や化学肥料を極力控えながら安心して食べられる米作りを心がけています。しっかりと良いものを作ろうという意識が高く、自信を持って販売をするため、全ての生産者の作り方を記した栽培履歴まで細かく管理されています。山間屋さんでは、お米だけでなく、米粉のケーキや酒粕を使ったアレルゲンフリーのビスケット、日本酒などお米の加工品作りにも力を入れており、地元の良さを発信する活動を続けています。
四万十の自然を後世に残すための米作り
昔から代々受け継いできた田んぼは1つずつがとても小さく、高齢化の影響もあり、苦労が絶えないといいますが、うまいお米を作り、お客様にお届けしたいという気持ちが原動力だと言います。代表の中脇さんは、家族や仲間、そして自分のためにしている普段からの生活、営みが自然と地域のためになり、社会のためになる。そんな仕組みを作っていきたいと言います。いつもの暮らしが、地域を形作る。雄大な自然を後世にきちんと残すことで、四万十へ恩返しをしたいと目標を話してくれました。