ミウラファーム津軽
ミウラファーム津軽青森県弘前市
白神山地を望む緑豊かな津軽平野
ミウラファーム津軽さんの田んぼがあるのは青森県弘前市。
青森県の南西部に位置し、世界遺産 白神山地・岩木山・八甲田山に囲まれた緑豊かな自然環境。豪雪地帯と言われる青森の中では比較的に雪は少ないものの、夏は短く冬は長い、東北の日本海型気候の地域です。
代表の三浦さんは父親から農業を受け継ぎ、30haほどの農地から米作りをスタート。少しずつ面積を増やし、今では息子さんと一緒に100haもの面積でお米を中心に、りんごやにんにく、野菜などを栽培しています。
自然環境を守りながら
効率化を図る両軸の農業
広大な面積で作付けをしていますが、決して効率化だけに走らず、農薬や化学肥料を一切使用しない米作りにも積極的に取り組み、自然環境を守る意識を強く持たれています。
お米は「はれわたり」をはじめ、青天の霹靂やまっしぐらなどを生産。
三浦さんが大切にしていることは、毎朝しっかりと田んぼを観察し、適期管理をすること。近年の異常気象は先が読めないことが多く、状況に応じて適切に柔軟に管理していくことが重要だと話してくれました。
雪国での米作りは田んぼの雪が消えてから田植えまでの期間が短く、春の作業は慌ただしく進むものの、土づくりを怠ることはなく、籾殻や米糠・炭など自然のもので豊かな土壌を育み、味の良いお米に仕上げることを意識しています。
地域を守るという
強い想いが育む米の味
ここまで大規模な面積で農業をしている理由は、先祖が守ってきた地元の農地を荒らしたくないという思いがあるから。三浦さんは、どんな小さな仕事でも「断る」ことなく進んで受け入れ、自分の仕事よりも地域との繋がりを何よりも優先していると言います。
一人では農家はできない。地域があってこその自分だと話す三浦さんの元には若いスタッフも集まり、地域農業を牽引しています。
今後はなるべく農薬を減らした米作りの面積を増やし、地元の給食や飲食店で使っていただけるよう、良いお米を作り続けていきたいと話してくれました。