10月
浪江農園さんの埼玉県さいたま市産あきたこまち「れんげ姫」(特別栽培米)
食べた後にお米の気持ちのよい余韻。丁寧な作りが想像できる逸品!
あきたこまちはコシヒカリよりも粘りが少ない割に、甘みや硬さもバランスよくとても食べやすい品種なので、我が家の食卓でも登場することの多いお米です。
今回いただいた「れんげ姫」は私の知るあきたこまちの特徴を感じさせつつ、食べた後にお米の気持ちのよい余韻の残る美味しいお米でした。何と言いますか、ごはんを飲み込んだあとにもじんわりと米のうま味や風味が気持ちよく残っているように感じました。きっと米のうま味や甘みをしっかり含ませるよう、丁寧に作られているんだろうなと想像しつつ、美味しくいただきました。
いまは新米の時期ですので、美味しいお米を選んで食べるにはぴったり。ごはんを山盛り食べたい方のために(自分も含め笑)、今回はごはんの進む佃煮レシピを合わせてみました。
生姜の佃煮のレシピ/作り方
材料(2人分)
□生姜…100g
□かつお削り節…1パック
□白炒りごま…小さじ1/2
□A[しょうゆ…大さじ2、酒…大さじ1と1/2、砂糖…大さじ1、みりん…大さじ1]
レシピ
①生姜は皮をむき、繊維にそってマッチ棒ほどの太さの千切りにし、さっと水でさらしてから水気を切っておく。
②鍋にAを合わせて沸騰させ、生姜を加えて中火で3~4分炊く。
③汁気が少なくなってきたら、かつお節を手でもんで細かくして鍋に加える。
④仕上げにいりごまを混ぜ合わせて完成。
冨田ただすけ(料理研究家)
1980年山口県下関市出身、愛知県在住。南山大学を卒業し、食品メーカー「ロック・フィールド」勤務後、大阪あべの辻調理師専門学校で学んだのち、日本料理店での修行や「寿がきや食品」研究開発職をへて、独立。『AERA』(朝日新聞出版)で「しあわせの白ごはん」の連載を担当する他、ムックや企業へのレシピ提供多数。ウェブでは、「All About」の「シンプル和食レシピ」ガイドをつとめ、書籍化・アプリ化もされた個人サイト「白ごはん.com」(9万〜10万PV/日)を運営している。共著に『「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~』(ブックマン社)がある。