1月
みわ農園さんの新潟県南魚沼市産「こがねもち」
もっちりとした食感としっかりとした粒感。おこわにぴったり!
今回は家庭で作りやすいレシピをと思い、「こがねもち(もち米)」と「コシヒカリ(うるち米)」を ブレンドしてから炊飯器で炊き上げました(もち米とうるち米の割合は2:1です)。
蒸さずに「炊く」やり方なので、一般的なおこわの炊き上がりよりも、少しだけ米粒同士がくっつきあうような 感じを受けますが、炊き上がりはつややかで、もっちりとした食感としっかりとした粒感があり、 食べごたえのあるもち米でした。家庭で手軽におこわを作るにはぴったりで、炊飯器で炊いても十分に 美味しいもち米だと思います。
薩摩芋の炊きおこわ
材料(2人分)
□もち米…2合
□うるち米…1合
□薩摩芋…1本
□塩…小さじ2
レシピ
①もち米とうるち米をボウルに合わせ、いつもの炊飯の要領で米を研ぎ、たっぷりの水に1時間ほど浸水させる。
②①をざる上げして炊飯器の内釜に入れ、3合の目盛まで水を加える(できれば浄水器にかけた水か、軟水のミネラルウォーターがよい)。塩を加えてやさしく混ぜ溶かし、上に皮ごと1cm角に切った薩摩芋をのせる。
③炊飯器のスイッチを入れて炊き、炊き上がればやさしく上下を入れ替えてほぐす。
冨田ただすけ(料理研究家)
1980年山口県下関市出身、愛知県在住。南山大学を卒業し、食品メーカー「ロック・フィールド」勤務後、大阪あべの辻調理師専門学校で学んだのち、日本料理店での修行や「寿がきや食品」研究開発職をへて、独立。『AERA』(朝日新聞出版)で「しあわせの白ごはん」の連載を担当する他、ムックや企業へのレシピ提供多数。ウェブでは、「All About」の「シンプル和食レシピ」ガイドをつとめ、書籍化・アプリ化もされた個人サイト「白ごはん.com」(9万〜10万PV/日)を運営している。共著に『「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~』(ブックマン社)がある。