3月
ライスサービスたかはしさんの宮城県栗原市産ササニシキ(特別栽培米)
「甘み」と「粒感」と「ちょっと大粒」。食べごたえあるお米!
炊き上がりはつやがあり、しっかり粒が立っています。とはいえ、見た目以上に特徴的なのがやっぱり食べた感じです。 ササニシキは、くどさのない、あっさりとした食べごたえがなによりの特徴。 口に入れた後ののどごしの良さにもつながるあっさり感は、刺身や煮物などのさっぱりとした和食のおかずにぴったりだと思います。 おかずを引き立てる米といってもいいかもしれません。
今回は、そのササニシキにとろろ芋を合わせてみました。見事にとろろの風味や食感を引き立ててくれます。 麦ごはんより、ササニシキと合わせたほうがいいかもしれない!と思うくらいでした。
とろろごはん
材料(2人分)
□ごはん…茶碗2杯分
□山芋(大和芋、自然薯、いちょう芋など)…250g
□全卵…1/2個分
□青のり…少々
□Aだし…100ml
□Aしょうゆ(あれば薄口)…大さじ2
□Aみりん…大さじ1
レシピ
①山芋は皮をむき、すりおろしてからすり鉢に入れる。
②すりこ木を使ってよくすってから、溶いた卵を加えてすり混ぜる。
③Aを少しずつ①に加えて混ぜ合わせる。ごはんにとろろをかけ、青のりをちらす。
冨田ただすけ(料理研究家)
1980年山口県下関市出身、愛知県在住。南山大学を卒業し、食品メーカー「ロック・フィールド」勤務後、大阪あべの辻調理師専門学校で学んだのち、日本料理店での修行や「寿がきや食品」研究開発職をへて、独立。『AERA』(朝日新聞出版)で「しあわせの白ごはん」の連載を担当する他、ムックや企業へのレシピ提供多数。ウェブでは、「All About」の「シンプル和食レシピ」ガイドをつとめ、書籍化・アプリ化もされた個人サイト「白ごはん.com」(9万〜10万PV/日)を運営している。共著に『「粗食」のきほん~ごはんと味噌汁だけ、あればいい~』(ブックマン社)がある。