八頭米ブランド化推進協会
八頭米ブランド化推進協会鳥取県八頭郡
町全体で美味しいブランド米を育てる
八頭米ブランド化推進協会は、鳥取県八頭郡八頭町の生産者有志で、町全体で品質の良い美味しいお米を作り、八頭町産米の頂点を目指すために結成されました。八頭町は1000m級の山々からの湧水が集まる一級水系千代川の本流があり、水道水も美味しく恵まれた地域で、お米の食味評価が高いことでも知られます。また、雨が多い山陰の気候は、お米を適度な湿度で保管できるため、一年を通して味が落ちにくいと言います。
湿度の高い地域だからこそ、風を自在に操る米作り
大切に考えているのは「風」。田んぼは平らにして、しっかり風が抜けるように、田植えは通常よりも株の間隔を広めに植える粗植という方法で風を通す。稲刈り後の乾燥調整もまた、最初は風だけで馴染ませで、他産地の倍の時間をかけてゆっくりと乾燥させます。湿度の高い地域で安定した品質で米作りをするための技術がそこにあり、この湿度を上手に利用することで、一年を通して食味が落ちないお米を作ることにつながっているのです。
毎年当たり前に高品質のお米をつくる
目指すのは、後味がよく、おかわりしたいと思うようなすっきりしたお米。そんなお米を作るために、すべての工程がスムーズに進むための準備をきちんと行うことが大切だと言います。毎年気候が変わる近年は特に、準備が整っているから臨機応変な対応がとれると教えてくれました。秋の収穫が終わり、大切に育ててきたお米が出荷されるとき、当たり前のことだけど毎年とても嬉しく、喜んでリピートしてくれるお客様がいることも生産者の皆さんの活力となっています。