おおた農場(太田勇)
おおた農場(太田勇)新潟県上越市
条件の揃った恵まれた環境
おおた農場さんの田んぼがあるのは、新潟県上越市頚城区。よく肥えた粘土質の土壌に、山からの雪解け水、昼夜の寒暖差と3条件が揃っている米作りに適した地域。頸城平野が広がり、風通しも良いため病気にもなりにくい恵まれた環境であり、昔から米作りが盛んに行われきました。代表の太田さんは、35haを超える圃場でコシヒカリやこしいぶき、新之助などを栽培しています。農薬や化学肥料を使わない有機栽培にも積極的に取り組んでおり、地域の自然環境を守るという大きな目標にもしっかりと目を向けています。
強い責任感が温かい食卓を支える
太田さんは、自分が販売している以上、売り物には責任があると話します。食卓を想像し、笑顔で会話が生まれるようなお米をイメージして日々仕事に励んでいると話してくれました。そのこだわりは、苗づくりから始まり、しっかりと太く強い根を張らせるため、播種量や日数をコントロールし緩やかに生長させることを意識していると言います。また、籾殻や大豆くず、米糠など自分で作っているものを田んぼに戻し、自然のものをベースに土づくりをしてると話してくれました。自分の作ったお米で喜んでもらいたい。そのために決して手を抜くことはありません。
良いものを作り続けたいという思い
広大な面積であるため、やはり草刈りには手を焼くと言います。順番に草刈りをして田んぼを周り、最後の田んぼが終わると、最初に草刈りをした田んぼにはもう草が生えていることも。それでも安易に除草剤に頼らないのは食べてくれるお客様のことを思ってのことです。有機の田んぼでは除草機を使って対策し、それでも追いつかない時は手で取ることもあると言います。田んぼを任されることも多く、来年にはまた面積が増えると話す太田さんは、とにかくいいものを作り続け、うちのお米を多くの方に知ってもらいたいと話してくれました。