おおのみエコロジーファーマーズ
おおのみエコロジーファーマーズ高知県高岡郡
四万十川の源流域の美しい水と自然
大野見エコロジーファーマーズさんの田んぼがあるのは高知県高岡郡中土佐町の大野見地区。四万十川の源流域に位置し、本流や支流から清らかな水を引いて米作りをしています。山間であるため、昼夜の寒暖差がしっかりとあり、美しい水、恵まれた気候のおかげか昔から美味しいお米が穫れ、知る人ぞ知る名産地と言われています。大野見の美味しいお米を発信し、この素晴らしい環境を守っていくため、平成25年に地域の農家で組織を作り、協力し合いながら丁寧な米作りを続けています。
なるべく自然に近いもので土を作り、安心して食べられるお米を作る
大野見エコロジーファーマーズさんは、ヒノヒカリやにこまるなどの品種を栽培しており、先祖から代々受け継いできた田んぼを守り、子供や孫が安心して食べられるお米を作ることを大切にしていると話してくれました。なるべく農薬や化学肥料の使用を控え、地元で作られている堆肥など、自然に近い資材で土を作り、水管理や草刈りなど地道な作業も手を抜くことはありません。山間であり、猪など鳥獣害に悩まされることもありますが、平場にはない素晴らしい自然環境が大野見米の美味しさに繋がっているといいます。
恩返しの文化が作る温かいお米の味
この地域には昔ながらの恩返しの文化が根付いており、地域の仲間と協力し合うことで暮らしや農業が成り立っています。代表の清水さんは、地元の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらうため、お米だけでなく「どぶろく」の製造・販売をおこなっており、全国どぶろく研究大会コンテストで優秀賞を受賞するなど、県内外で人気を集めています。 大野見という地域の素晴らしさを知っていただき、美味しいお米をたくさんの人に味わってもらいたい目標を語ってくれました。