日和ファーム(平田辰徳)
日和ファーム(平田辰徳)徳島県阿南市
美しい日本の原風景
日和ファームさんの田んぼは、徳島県阿南市にあります。
美しい日本の原風景とも言える自然豊かな環境が広がっており、絶滅が危惧されている植物が13種類も自生していると言われています。過ごしやすく四国らしい温暖な気候ではありますが、夕方からは気温がグッと下がり、昼夜の寒暖差がしっかりある地域です。
代表の平田さんは、農薬を使っていない野菜を食べた時の感動が忘れられず、全国を周りオーガニックの勉強をスタートさせたといいます。全国を回る中、日本農業が衰退していく現状を目の当たりにし、訪れた中で最も美しく、最も衰退の激しかった阿南市を拠点に米作りをスタートさせました。
田んぼには何も入れない
日和ファームさんのこだわりは、田んぼに何も入れないこと。
農薬や肥料は一切使用せず、山からの綺麗な水のみを使い、とにかく自然のまま栽培することを意識しています。また、微生物を循環させ豊かな土壌を育むため、秋冬の作業も手を抜かず、耕起作業を3回ほど丁寧に繰り返しているといいます。
農薬を使わないため、雑草対策には苦労は絶えませんが、機械で取り切れない分は5回ほど田んぼに入り手で除草作業を行い、全ての田んぼを細かく管理しています。
自然と調和した米作り
衰退していく農業を目の当たりにし、守っていかなければとの使命感から始めた米作りが、今では楽しくてたまらないといいます。
自然豊かで美しい緑に囲まれた阿南市の土壌は、豊かで微生物も豊富。恵まれた環境を守り繋げていくためにも、手放す農地はなるべく受け入れを行い、手入れをしてく体制を整えているといいます。日和ファームさんは苗づくりから収穫・乾燥まで毎年試験を繰り返し、自然と調和した米作りを目指しています。
代表の平田さんは、美味しさだけではなく、元気になれるお米を作り、日本一の農家になりたいと笑顔で話してくれました。