ジョイントファーム(大野秀恩)
ジョイントファーム(大野秀恩)新潟県南蒲原郡
健康を意識した米作りの極意
ジョイントファームさんの田んぼがあるのは、新潟県南蒲原郡田上町。町の半分ほどは新津丘陵と呼ばれる緑豊かな山地が広がり、粟ヶ岳からの清らかな水が流れ込む恵まれた地域です。代表の大野さんは、50歳の時に自分の健康を強く意識するようになり、安心して食べられるものを自分で作りたいと思い立ち、仲間と一緒に農業をスタートさせました。その後、「植物完熟堆肥」との出会いをきっかけに動物性の肥料を一切使わない、自然に限りなく近い米作りを志すようになったといいます。
動物性は一切使わない。植物完熟堆肥の力
ジョイントファームさんの1番の特徴は、化学肥料や動物性の肥料を一切使わず、コーヒーやおから、お茶などを原料に作られた「植物完熟堆肥」を主体とした丁寧な土づくりにあります。植物性の堆肥で作られたお米や野菜は、細胞が細く密になっており、腐敗が明らかに遅くなるといいます。また、お米は玄米でも他と比べ物にならないほど柔らかく、甘みがあるといいます。大野さんは「土を汚したくない」との思いから独自の農法を貫き、有機JAS認証のお米を初め、人にも環境にも優しいお米を栽培しています。
世界中の人に健康になってもらいたい
自然豊かな環境で健康を強く意識した米作りを続ける大野さんは、同じ農法で野菜や果物の栽培にもチャレンジしています。また「植物完熟堆肥」で作られたお米の糠は驚くほど甘みがあり、えぐみがなく、家族で毎日欠かさず食べているといいます。ジョイントファームさんのお米は、某人気テレビ番組の料理コーナーでも長年愛用されており、今ではお米を待つファンが全国にいます。大野さんは、米を食べることがいかに大切かを知ってもらい、世界中の人に健康になってもらうため玄米食をどんどん推奨してくことが目標だと話してくれました。